お色気 めくるめく官能世界へ誘います

長月タケオ選「中高年の性告白」第88回 大阪府在住H・Hさん(63歳)の告白【不幸な娘に憐れみを覚えた買春体験】

このコーナーは官能小説家の長月タケオ氏が一般の中高年読者から寄せられた「性の告白」をご紹介するものです。そこにはシニアである我々同世代が共鳴する「あの頃」の時代背景があり、実体験ならではの生々しい「性の現実」があります。懐かしくも妖艶な古き良き官能の世界をご賞味頂ければ幸いです。編集長

【不幸な娘に憐れみを覚えた買春体験】

H・H 63歳 大阪府在住

40年近くも前のこと。当時まだ童貞だったわたしは会社の先輩に連れられて、大阪は信太山の料理屋にやってきた。

料理屋の看板をあげてはいるものの、じつは売春宿。大阪には松島、今里、飛田と、今でも同じような場所が残っているのはご存知のとおりだ。

とにかくわたしは、会社が終わって1杯飲み、気合いを入れてから国鉄阪和線の駅を降りた。

給料日だったということもあり、懐には1ヶ月分の生活費が納まっている。慣れた先輩は平気な顔で目的の場所へ向かって歩いて行くが、なんと言ってもこっちは初めての体験。心臓がドキドキと鳴りひびき、身体がかすかに震えていた。

路地裏には同じような間口の店が並び、招き婆さんが手を振っている。なじみの店でもあるのか、先輩はわき目もふらず目的の店に向かう。

「おや、Tさん、いらっしゃい。きょうはお連れさんもいっしょ?」

「そや、エエ子、頼むで」

「ウチはエエ子ばっかしやよ。どんな子がエエのん」

「わいよりこいつにとびきりエエ子頼むわ。なんちゅうても初めてやさかい」

「へえ、筆卸し」

婆さんはそういうと、わたしのことをじろじろと見た。その表情には薄い笑みが浮かんでいる。

「よっしゃ、ちょうどエエ子がおるわ。若いしべっぴんやし」

婆さんはそういって、わたしを2階の部屋へ案内する。先輩は別れ際に、わたしの肩をたたいて「がんばれよ」と励ましてくれた。

狭い部屋に薄っぺらいせんべい布団が敷かれ、わたしはそんな中で女の来るのを待っていた。安っぽい化粧のにおいがプンプンしていて、男兄弟の中で育ったわたしには、なんとも異様な雰囲気だった。

しばらくして階段をコンコンとあがってくる音が聞こえた。

いままででもそうだが、風俗に行くと、この瞬間が一番緊張する。とくにそのときは初体験。思い出しても冷や汗が流れるくらいの心持ちだった。

「お待たせしました」

鬼が出るか蛇が出るか。婆さんはあんなことを言っていたけれど、本当はオカメみたいな女があらわれるんじゃないか、とわたしは思っていた。けれど、部屋の引き戸を開けて姿をあらわした子は、本当にどこにでもいるような、素人ぽさを残したカワイイ女の子だった。

「この店は初めて?」

「は、はい」

背は低く色白。声色は鈴を転がすように可憐で、表情に幼さが残っている。

「どうしたん? 緊張してんの?」

そんなわたしを尻目に、彼女はさっさと服を脱ぎながらわたしにたずねた。

「い、いえ……」

「時間なくなるよ、さっさとせんと」

といわれても、女性の前で、しかも二人きりで裸になるなんて母親以来のこと。わたしがぐずぐずしていると、彼女は四つんばいになって顔を近づけ、聞いてきた。

「もしかして、初めて?」

わたしはうなずく。

「そうなんや。ほな、ウチが初めての女になるんや」

全裸の彼女を前にして、わたしはつばを飲み込んだ。

男相手の商売をしているとは信じがたいほど艶のいい肌。乳房はちょうどいい具合にふくらみ、小さな乳首が桜色に勃起している。

そんな彼女はやさしくほほ笑むと、わたしの手を自分の乳房に押しつけた。わたしは身体中に電流が走るような衝撃をえる。

「やわらかい?」

「は、はい」

「ぬくいやろ?」

「はい」

「そやけど、ここは」

股間にわたしの右手を誘う。

「あ……」

「オ×コ、いらうの初めて?」

「はい」

「ここにあんたのチンチンが入るの。すっごい気持ちエエから」

彼女はそういってからわたしを布団に押し倒し、服のボタンをはずしはじめた。

「ホンマはこんなこと、せえへんねんよ。そやけど、ウチのせいで女嫌いになったら困るし。一生にいっぺんのことやし」

そういいながら唇を重ねてくる。

ぬるりとした厚ぼったいベロがわたしの舌と絡まる。わたしの股間は、もうはち切れんばかりにふくらんでいた。

彼女はわたしの服を1枚1枚、ていねいに脱がしながら下着もおろす。

「ふふふ、元気いい。それにカワイイ」

彼女はしごきながら舌を伸ばしてくる。そして、ぺろりと先を舐めると、いきなりほお張ってくるのだった。

「あ、ああ……」

わたしは、その途端に吐き出しそうになった。けれど必死にこらえ、彼女の舌技に身をゆだねる。

ほお張ったまま首を上下に振る彼女も、わたしの頂点を見極めたのだろう、顔をはずすとコンドームをはめ、自らまたがり、中へ導いてくれた。

「いい? 入れるよ」

わたしが答える間もなく、彼女はなめらかで温かな膣内に納める。ヌチャヌチャとした愛液が絡みつき、肉襞がまとわりつくようにわたしを包む。

「うん、固い。奥まで刺さる」

彼女はそういいながら腰を振った。わたしは、ただ伝わる快感に身をまかせる。

「エエんよ、好きなようにしてエエんよウチの身体。乳、揉んでエエんよ。うん、気持ちいい」

わたしは揺れる乳房に手を伸ばす。手のひらにすっぽり納まる白い胸乳は、それまで知った何ものよりもやわらかかった。

「うん、いい、あんあん、ああうん、うん」

悶える彼女の表情は、妖艶で淫靡。可憐さが残っているだけに、そのギャップに興奮はうながされる。

わたしの感情はピークに差しかかる。そして我慢はすぐに限界を超え、そのままコンドームの中へ射精してしまうのだった。

「ふう」

ため息をついて彼女はわたしから降り、ゴムをはずしてくれた。

「どう? 気持ちよかった」

「は、はい」

「これで男の仲間入りやね」

そう話すと、彼女はわたしの横に寝転がり、タバコを吹かしはじめた。

「お客さんは、なにしてる人?」

「え? 普通の会社員です」

「歳は?」

「22」

「へえ、ウチの弟と同い年や」

時間は少し残っていた。彼女は、そのあいだに身の上話をはじめる。

父親は早くに死んだ。莫大な借金を残し、母親は返済のために必死になって働いた。そんなとき弟が自動車事故にあい、手足はおろか、言葉も満足にしゃべれなくなってしまった。相手は保険に入っていなかったので補償ができず、そのままどこかに逃げてしまった。

母親は借金返済と弟の病院費を稼ぐために、それこそよるも寝ずに働いた。もちろん彼女も中学を出てすぐに就職したが、二人の稼ぎではどうしようもない。そのうち母親も、過労で倒れ帰らぬ人となってしまった。

「そやから昼間は工場で働いて、夜はここでおカネ、稼いでんの。そやけど、いったいいつになったら、おカネの苦労せんでエエようになるんか。考えただけで」

それまで明るく振る舞っていた彼女の顔に影が差す。わたしは不憫に思いながら、じっと横顔をながめていた。

「あ、時間や。ごめんな、しょうもない話しして」

もとの笑顔に戻った彼女は言う。けれど、その表情には一抹のさびしさが残っている。

「あの、これ……」

「あ、おカネは下で」

「ち、違う」

わたしは料金以上のカネ、有り金全部を彼女にわたした。

「たいした額とちゃうけど、これで」

「え?」

「なんかの足しにしてや、弟さんの」

「そ、そんなん」

「ええから」

固辞しようとする彼女に、わたしは無理矢理手わたした。彼女は目を涙でにじませながら、大きく頭をさげてくれた。

「アホやな、お前は」

帰りの電車賃も渡してしまったことに気づいたわたしは、先輩に全部を話した。すると、先輩は見下したようにいった。

「そんなん、真に受けてどないすんねん。作り話に決まってるやないか」

「そ、そやけど」

「エエか、相手は玄人やぞ。カネ儲けのために身ぃ売ってんや。お前みたいな若造、だますなんかお手のもんや。それに、よう考えれよ。お前がはした金渡したとこで、どないなるっちゅうねん」

「そ、それは」

「まあ、初めての女やから信じたなる気持ちもわかる。そやけど、相手は日に何人もの男、咥えこんで商売してんねん。こっちもその気でいかな、なんぼカネあっても足りるかえ」

社会勉強の授業料だと先輩は言った。わたしは釈然としないながらも、その言葉にしたがうしかなかった。

生活費を全部使い果たしたわたしの1ヶ月は悲惨だった。けれど、次の給料日、先輩に誘われ、またあの店に行った。けれど、彼女は辞めていた。

婆さんが言うには父親だと名乗る男が来て、無理矢理連れていったらしい。

【選者紹介】

長月タケオ(ながつきたけお)

1962年生大阪府出身在住。1988年官能小説誌への投稿でデビュー。

1995年第1回ロリータ小説大賞(綜合図書主催)佳作受賞。

おもな著作『ひとみ煌めきの快感~美少女夢奇譚』(蒼竜社)

『病みたる性本能』(グリーンドア文庫)

『禁断の熟女』(ベストロマン文庫・共著)

『19歳に戻れない』(扶桑社・電子版)

『誘惑する女 熟女たちの悦楽』(九月堂・電子版)

ほか

長月タケオ『誘惑する女 熟女たちの悦楽』

電子書籍のお求めはコチラ

http://amzn.asia/fVLfrF8


【中高年の性告白バックナンバー】

◀【発情妻に誘惑された元タクシー運転手の僥倖】
◀【熟睡する少女を思う存分辱めた夜】

◀【嫁の姿にあおられて風俗通い】
◀【家庭教師の性愛指南】
◀【紅葉の信州で未練を残した夜】
◀【女をひどい目にあわせ続けた若い日】
◀【友人の姉に誘惑された思い出】
◀【何度でも求めた具合のいい素人売春婦】

◀【若い女の肌に触れたことで取り戻した自信】
◀【家出中に出会った女との3日間】
【ソープランドで出会った天使】
◀【叔母さんから受けた甘美な手ほどき】
◀【叔母に童貞を奪われた夏休み】
◀【名器を持つ淫乱淑女】

【パンティが好きになった理由】
◀【初体験の相手になってくれたハイミスOL】
◀【母と同年代の年増娼婦】
◀【女体を前に震えた初体験】
◀【エロ看護婦の口戯で救われた夏休み】
◀【真性マゾ女との遭遇】

◀【不倫関係にあったマゾOL】
◀【亡き母の面影を求めて愛した年上の女】
◀【夢のごとき避暑地の恋】

◀【友人の彼女と初体験した16歳の夏】
◀【大ゲンカがきっかけの大人になる儀式】
◀【アルバイト先の酔った年増女に裸にされ】
◀【いきなり抱きついてきた幼なじみと畑の中で】
◀【女子の先輩に強要された初体験】

◀【妻がバイブを受け入れた夜】
◀【狙った女はウソ八百でモノにする】
◀【介抱しつつもてあそんでしまった先輩OL】
◀【新婚夫婦によって回春した夫婦】
◀【心中まで考えた幼なじみとの恋】

◀【シニアの山岳会で美熟女意気投合】
◀【女子大生二人にもてあそばれて童貞喪失】
◀【3人の芸者に嬲られた温泉宿の思い出】
◀【田舎の早すぎた初体験】
◀【イジメてほしいとねだるハイミス教師】
◀【古希になって初めて体験したSM】
◀【酒乱女の異常戯に耐えた同棲生活】
◀【アメとムチで成績を上げてくれた家庭教師】
◀【美女を目当ての大誤算】
◀【ソープ嬢のテクニックでインポが改善】

◀【街から逃げてきた女と人生の転落】
◀【古女房が愛おしくなった香水の力】
◀【性奴隷になった令夫人】
◀【二人でやってきたご夫人と3人戯】
◀【未亡人の貪乱な舌使い】
◀【バイブを隠し持っていた女房】
◀【愛液こそ回春の妙薬】
◀【勃起薬を飲む時間を間違えてチャンスを逃す】
◀【生徒の母に誘惑された新米教師】
◀【本気で娼婦を愛してしまい散財したわたし】
◀【かつて憧れた美人妻によく似た娼婦を抱く】
◀【記憶にない絶頂で従順になった高慢OL】
【女の貪欲さを見せた年増ホステス】
【武道館で出会った清楚で淫乱な少女】
【レズ女二人のおもちゃにされた出張の夜】
【泥酔した娘を悪戯したわたしの後悔】
【5年ぶりに再会した元妻との懐古SEX】
【母親のほうが魅力的だった若気の至り】
【古希過ぎのわたしをよみがえらせてくれた淫乱娘】
【電動バイブを持ち込んだ夜から夫婦円満】
【間違いを犯さぬための風俗通い】
【フーテン時代のわたしに妻を抱かせた紳士】
【ピンサロで豪遊4Pの結果、無一文に!】
【兄が助っ人をしてくれて無事に挿入】
【女体の味を教えてくれた10歳年上の叔母】
◀【旅先で出会った一夜限りの古風な五十路女】
【夜の世話までしてくれる元ホステスの居候】

【黄金水を飲んで興奮してしまう倒錯の性衝動】
【淫乱OLと穴兄弟になった同期社員5人】
【マセた幼馴染の少女に誘われて】
【わたしをセックスの虜にした年増看護婦】
【夫に頼まれて人妻を抱いた旅の宿】
◀【ウソでだまして美女をモノにしたわたしの後悔】
【となりに越してきた若夫婦の痴態をのぞき見して回春】
【パソコンを習い始めたわたしが先生に抱いた妄想】
【ムチでぶたれ、ロウを垂らされて歓ぶいかず後家】
【同級生の女の子に口で気持ちよくしてもらった15の夏】
【尻穴を舐ってくれる風俗嬢にぞっこん】
【息子の嫁を襲ってしまったバブル時代の悪夢】
◀【板前のわたしが酔った女将から受けた誘惑】
【1万円で中出しをせがんだ早イキの援助交際熟女】
◀【大学生のわたしが家出少女と過ごした甘美な10日間】
◀【洗濯屋のわたしと、いきなり迫ってきた若奥さまとの密かな悦楽】
◀【還暦を過ぎて悟ったオッパイの魅力】
◀「EDになったわたしに真実のよろこびを教えてくれた愛人」