お色気 めくるめく官能世界へ誘います

長月タケオ選「中高年の性告白」第87回 東京都在住N・Sさん(80歳)の告白【発情妻に誘惑された元タクシー運転手の僥倖】

このコーナーは官能小説家の長月タケオ氏が一般の中高年読者から寄せられた「性の告白」をご紹介するものです。そこにはシニアである我々同世代が共鳴する「あの頃」の時代背景があり、実体験ならではの生々しい「性の現実」があります。懐かしくも妖艶な古き良き官能の世界をご賞味頂ければ幸いです。編集長

【発情妻に誘惑された元タクシー運転手の僥倖】

N・S 80歳 東京都在住

オレが、まだタクシーの運転手をしていたころ。有名な一流ホテルから1組の夫婦らしい客を乗せた。なにかのパーティーの帰りだろうか、女のほうは黒いドレスに身を包んでショールをまとい、男はタキシード姿だった。

ホテルの玄関から乗り込むとき、二人は同じような格好の知り合いに笑顔を振りまいていたが、車が走り出した途端、互いに顔をそっぽ向け、無表情のまま何も話さなくなった。

どことなく見おぼえのある二人だったが、そのときは、まだ正体に気づいていなかった。

「疲れるわ、あなたと行くパーティーは」

しばらく走っていると女が言った。

「なにが疲れるって言うんだ」

男が言う。

「だって、あなたったら若い女の子のほうばかり見てる」

「バカなことを言う」

「きょう来ていた、あれだれだっけ、最近はやりのタレント」

「○○子か」

オレにも聞きおぼえのある、最近急に売れ出した若い女タレントの名前を男は口にする。

「そう、あの子のほうばかり見てた」

「おまえの勘違いだ」

「あら、そうかしら」

そのまま、しばらく沈黙が続く。オレは息苦しく思いながら車を走らせる。

「だいたいあなたは若い子が好き。そうでしょ」

「だから、おまえの勘違いだ」

「50手前のわたしより、そりゃピチピチの女の子のほうがいいのはわかるけど、少しは……」

「いいかげんにしろ! この前のこと、まだ根に持っているのか。あのことはちゃんと精算しただろうが」

「おカネではね。それとあなたの気持ちは。でも、わたしの気持ちは」

「どうすればいいんだ。土下座してあやまれとでもいうのか」

「そんなことしてほしくない。ただ」

「ただ、なんだ」

「愛してほしいのよ、わたしを」

「十分愛している」

「口ではなんだって言えるわ」

「じゃあ、どうすればいいんだ」

「それくらい、自分で考えなさいよ」

男は足を組み、あごに手をおいてぶすっとした顔をしている。女もほおづえをついて、窓の外をながめていた。

「ほら、あそこ、おぼえてる?」

「えぇ?」

男は面倒くさそうな返事をする。

「わたしたちが初めてお茶を飲んだ喫茶店」

「忘れたよ」

「そうよね、あなたにとってわたしとの思い出なんか、そんなものよね」

「どうすればいいんだよ。なにをどうすればいいんだ! 言ってくれよ、おまえの言うとおりにするから」

「あなた、わたしに指1本触れようとしない」

「え?」

「別にいいけど」

女は口をつぐむ。

「そうか、一人で寝るのがさびしいのか」

「……」

「いまは忙しいから疲れてるし。仕事の山を越えたら温泉にでも行って」

「もういい」

「え?」

「いつもそう。忙しい、疲れてる、でも、若い女の子なら……」

「いい加減にしろ!」

男は女のほほを平手打ちにした。

「むかしのことをねちねちと。そりゃ、男だから浮気の一つや二つすることもある。けど、あくまでも浮気だ、遊びだ」

「遊びで裏切られる女のほうは、たまったもんじゃないわ!」

「オレは裏切ってなんかしていない。前の女は……」

「前の女? その前も、その前もあったの?」

「い、いや……」

「わたしと結婚してからいったい何人の女と寝たの? わたし以外の女を抱いたのよ!」

「もういい」

男はオレに車を停めさせ、降りていった。

「オレは別のタクシーひろう。おまえは一人で帰ってこい」

男はそういい残して、どこかに消えた。

オレは女一人を乗せたまま車を走らせた。

ルームミラー越しに改めて見ると、細面で目尻の鋭い、端正な美人だ。50手前だといっていたが、とてもそんなふうには見えない。いや、その年齢どおりの身震いするような色気がそなわっている。それでも、肌の色や艶やかさは20代にも劣らないくらいだ。

こんなべっぴんを好き放題できるくせに贅沢な奴だ。けど、この女、どこかで……。

オレは、家で寝転がっているトドのような自分の女房を思い浮かべて思った。

しばらく、お互い何もしゃべらず目的地に向かっていた。が、突然、残された女がオレに言ってきた。

「運転手さん」

「はい?」

「わたしは、きれい?」

「そりゃあもう、ダンナさんがうらやましいくらいで」

「そうよね、わたし、あの人に気に入ってもらおうと、とてつもなく高価な化粧品を使ってみたり、エステにもかよったりしてるのに……。運転手さんも、若い女の子のほうが好き?」

「いやあ、若い子は疲れるばかりで」

「もしも、わたしと女子校生が誘惑したらどっちを選ぶ?」

「そりゃ、もちろん奥さんのほうですよ」

「本当に?」

「本当です」

「じゃあ、車を停めて」

「え?」

そこは人気のない公園の前だった。オレは言われるまま、駐車場に車を入れた。

女はいったん車を降りて、助手席に乗り込んできた。そして潤んだ目を向けながら、オレの股間に手をおく。

「こうやってわたしが誘惑するのと、ピチピチのかわいい女の子が誘惑するの、どっちを選ぶ?」

「そ、そりゃ、もちろん」

「もちろん?」

「お、奥さんを……」

「ありがとう」

女はそういって、オレのズボンのチャックをおろす。オレはうろたえながらも、逆らうことができない。

そのまま、取りだしたせがれに女は舌をはわせ、ねっとりとした口の中にほお張ってしまった。

「んん、うんん、うん」

鼻息を漏らし、女はオレをしゃぶりまわす。オレはハンドルを握りしめたまま、舌の絡まるのを感じ取る。

はおっていたショールを落としたドレスの背中は、大きく開いていた。見おろせばうつむく女の白い背中がクネクネとうごめいている。オレは我慢できなくなって女の胸に手を伸ばす。

「あ、うん……」

ブラジャーは着けていなかった。ちょうどいい大きさをした乳肉が、オレの手のひらに納まる。

「あ、うん、もう、もう我慢できない」

オレを口からはずして身を起こすと、女は肩からドレスをはぎ取った。

夜の公園の薄い明かりに浮かぶ姿は、すごくいやらしく、裸の首にぶら下がった高そうなネックレスとまとめあげられた髪型が、よけいにオレのスケベ心をそそる。

「お、奥さん」

「きて、わたしをここでメチャクチャにして、好き放題に犯して!」

据え膳食わぬはなんとやら。というよりも、オレは女の尺八と裸の姿で、とっくにまともな心を失っていた。

オレは服を着たまま女を押し倒すと、ズボンとパンツを半分だけおろしてのしかかっていった。

「きて、早く挿れて、ぶち込んで!」

上品な顔立ちとは違う淫乱な言葉にオレは興奮し、オ×ンコをいじくることもせずに突っ込む。

「ああん、いい、太い、大きい!」

ダンナが相手をしてくれないので欲求不満だったのだろう。女は外に聞こえるほど大きな声でよがった。オレはそんなことをまったく気にせず、白くてすべすべしたやわらかい乳を舐め、じゅるじゅるとよだれをたらし、キュッキュと締まるオ×ンコの味を楽しんだ。

「ああん、いい、太いの、大きいの、固いの。やん、奥まで届いてる、ああん、ステキ、すごい!」

「オレのはそんなにいいか、奥さん、ダンナとくらべてどうだ」

「くらべものにならない。ああん、すてき、イッちゃいそう」

「オレもだよ奥さん、どこに出せばいいんだ」

「どこでもいい、どこだっていい」

「外に出せば、せっかくのドレスが汚れちまうぜ。中に出してもいいか?」

「いい、中でいい」

「本当だな、あとで面倒なことにならねぇか」

「いいの、中に出して。ああんん、あなたの汚いザーメン、わたしの中に出して」

「汚い」という言葉が少し気にかかったが、しがないタクシー運転手とくらべれば、住む場所の違う人間だ。汚く思うのも当然だろう。そのかわり、オレのセンズリで、この女を汚してやる。

そんなことを思いながら、オレは思い切り女の中に吐き出してやった。

そのまま、何事もなかったように女を家に送り届け、オレはその日の仕事を終えた。

しばらくして、テレビのワイドショーを見ていた女房が、画面に向かってつぶやいていた。

「離婚だって、あれだけもめにもめていっしょになったのに」

「え? だれのことだ」

「女優の××美よ。ダンナはどこかの会社の御曹司。奥さんがいたのを別れさせて、いっしょになったのにねぇ」

テレビに映った顔を見てオレはおどろいた。それはあの晩、タクシーに乗せた女だったからだ。

「オレはこの女と……」

その後、しばらくしてオレはタクシーを降りたが、あとにも先にも、あんないい思いをしたのは一度きりだった。

 

 

【選者紹介】

長月タケオ(ながつきたけお)

1962年生大阪府出身在住。1988年官能小説誌への投稿でデビュー。

1995年第1回ロリータ小説大賞(綜合図書主催)佳作受賞。

おもな著作『ひとみ煌めきの快感~美少女夢奇譚』(蒼竜社)

『病みたる性本能』(グリーンドア文庫)

『禁断の熟女』(ベストロマン文庫・共著)

『19歳に戻れない』(扶桑社・電子版)

『誘惑する女 熟女たちの悦楽』(九月堂・電子版)

ほか

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