お色気 めくるめく官能世界へ誘います

長月タケオ選「中高年の性告白」第69回 東京都在住I・Yさん(67歳)の告白【女体を前に震えた初体験】

このコーナーは官能小説家の長月タケオ氏が一般の中高年読者から寄せられた「性の告白」をご紹介するものです。そこにはシニアである我々同世代が共鳴する「あの頃」の時代背景があり、実体験ならではの生々しい「性の現実」があります。懐かしくも妖艶な古き良き官能の世界をご賞味頂ければ幸いです。編集長

【女体を前に震えた初体験】

I・Y 67歳 東京都在住

わたしの在学していた高校には応援団があり、興味本位で入団した。1年のころは使い走りでかなりの辛酸を舐め、同級生もクシの歯を削るようにいなくなったが、苦労の甲斐あって3年生のときに団長にかつぎあげられた。

高校は歴史の古い進学校で、地域ではいちもくおかれる存在だった。そして、そんな高校の応援団長といえば、OB連中や地元のバックアップもあって、ちょっとした強もての有名人でもあった。

しかし、硬派でいるというのは、かなり骨の折れることでもあった。

制服を身につけているときには学校の看板を背負っているわけだから、いつも堂々とした態度を取らなければならない。私服のときでも、いつ、だれの目があるかわからないので、女の子を見てやにさがるなんてことはできない。

そう、わたしにとっては、なんといっても女の子と簡単に仲よくできないというのが苦痛の種だった。

「男の中の男」といえばいいすぎだが、高校生男子の理想像として、わたしはとらえられていた。上下関係が厳しく、援団の部室にたむろしていても、学校が学校だからそれなりの勉強を強いられ、成績を求められる。

高校は毎年、東大、京大、一橋、早慶クラスに何十人もの卒業生を送る名門中の名門だ。下位のランクでも地方の国立大か一流私立大に進むことは当然という環境だった。

その中で、むかしながらのバンカラで、強きをくじき弱きを助ける。学校と地元のこととなると尽力を惜しまない。

となると、当然女の子たちのあこがれの的となるし、「卒業したらウチの娘を嫁にしてくれ」と言い出すオジサン、オバサンもあらわれる。

けれど、何もできない。

17、8の年ごろといえば、ヤリたい盛りだ。そこまでいかなくても、カワイイ女の子と仲よくなりたいと思うのは、まったく自然な感情である。

同級生の中には、特定の彼女をつくるものもいるし、団員の中にも、新兵の1年はいざ知らず、2年の準幹部ともなればおとがめはない。

団長というだけで無理強いをさせられる。

「こんなことなら団長になんてなるんじゃなかった」

わたしは一人、寝間の布団の中で、涙することもしばしばだった。

そんなある日、団室をOBが訪れた。卒業後、やはり東京の有名大学で応援団長をしていた先輩で、いまは建築会社に勤めているらしい。わたしたちは団長室で接待をくりひろげた。

そのころ応援団室は、いわゆる治外法権で、学校内といえどもウイスキーやブランデーのボトルが置かれてある。自分たちが飲むのはまれではあったが、先輩が顔を出せばちょっとしたツマミと一緒に差し出すのが習慣となっていた。

「オレが来たのに、こんなものしか出せねぇのか」

あまり酒癖のよくない、その先輩は、1年生を呼びつけ、カネをわたして寿司を買いに走らせる。

「お前らも好きなだけ食え」

そういわれても、恐れ多くて手を出せない。

「なんだぁ、オレの買った寿司は食えねぇっていうのかよ」

「い、いえ……、押忍! いただきます!」

わたしを筆頭とした幹部連中が手を伸ばす。

「こら! だれがウニ食っていいっていったんだよ! ウニはオレにおいとけ!」

「押忍!」

つらい時間が過ぎた。時計を見ると午後8時。

「もうこんな時間か。ちょうどいい、おい、団長」

「押忍!」

「ちょっと付き合え」

「え?」

「いいから」

先輩はふらつく足取りで立ちあがり、わたしをせかす。しかたなく、わたしは先輩にしたがって団室を出たのであった。

連れて行かれたのは場末のスナックだった。先輩は慣れた手つきでドアを開ける。

いきがっていても、こんな店に来るのは初めてだ。わたしは緊張しながらあとに続く。

「あら、××ちゃん、お久しぶり。2年ぶりかしら。あら、おつれさん?」

「オレの後輩だ」

「その格好は……、○○高の応援団」

「団長だよ」

わたしはかしこまって頭をさげる。

「じゃあ高校生じゃない。いいの、こんなところ連れてきて」

「いいんだよ、オレがいいって言ってんだから」

先輩は水割りを二つ注文し、わたしの前にもグラスがおかれる。

「さあ、ぐっと飲め!」

「お、押忍!」

いわれて一気に飲み干した。しかし未成年だし、そもそも酒は飲めない体質だ。わたしはその1杯で酩酊してしまい、あとのことはおぼえていない。

目をさましたとき、わたしは見知らぬ部屋の中にいた。

蛍光灯が灯され、窓には花柄のカーテンがぶらさがっている。そして、部屋の中に充満する甘い匂い。

「あら、気がついたの?」

声のほうを向くと、そこにはシミーズ姿の女性がいた。

「××ちゃんも薄情よね。酔っ払ったあんたを残して帰っちゃうなんて」

わたしは何かをいおうとした。だがその途端、吐き気をもよおし、大急ぎで便所に駆け込む。

便器の前で身をかがめ、ゲーゲー嘔吐していると、彼女はわたしの背中をさすってくれた。

「大丈夫?」

「へ、平気です……」

吐き出すものが何もなくなり、胃液すらも出なくなったとき、わたしはようやく落ち着きを取り戻す。そのときになって初めて気づいたのだが、わたしはシャツとブリーフの下着姿だった。

「せ、制服は……」

「ちゃんとかけてあるわ。大変だったのよ。高校生ってバレちゃいけないから、上着を脱がして、わたしのジャンバーを着せて、タクシーに乗って」

「それは……」

トイレから出て、礼を言おうと頭をさげたが、そのまま前のめりに倒れてしまう。

「大丈夫? 横になりなさい」

そんなわたしをかかえ、彼女は布団の上に横たわらせてくれた。

水を飲み、寝転がっていると身体も調子を取り戻してくる。彼女はシミーズ姿のままで、心配そうにわたしを見守っている。

二つに折れ曲がった形のいい脚。前かがみになると、ふくよかな乳房の谷間がはっきりとうかがえる。

白い肌に大人の色気たっぷりの風貌。前後不覚になるほど酔っ払っていたにもかかわらず、そんな彼女の姿を見て、わたしの下半身は反応をしめしはじめる。

すると彼女もわたしの変化に気がつき、妖しい笑みを浮かべた。

「いいわね、若いって」

「い、いえ、その……」

「団長、団長っていきがっていても、やっぱり、ただの高校生ね」

図星だ。わたしは恥ずかしさをおぼえ、右腕で顔をかくす。すると突然、ぬるりとした感触がわたしの唇をおおった。

腕をのけると眼前に彼女の顔があり、目をつぶって唇を重ねていた。

「女は初めて? 教えてあげようか」

彼女は部屋の電気を消した。そしてシミーズを脱ぎ、ブラジャーをはずす。

窓から差し込む月の光に浮かぶ彼女の姿は、妖艶で艶美で、まるで夢の中の世界にいざなってくれるような魅力に満ちていた。

彼女はいきなりわたしのブリーフ脱がし、屹立した一物を握ってしごきはじめた。その感触で早くも達してしまいそうなのに、あろうことか彼女は口の中に納めてしまう。

ぬるりとした温かな感触、絡みつく舌のなめらかさ。

わたしはそれだけで頂点をおぼえ、ひとばしりを放ってしまう。

「く……、うん……」

吐き出された精液を、彼女は全部、飲み込んでくれた。

「いいのよ。でも、今度は落ち着いて」

あお向けになるわたしの顔面に差し出される乳房。彼女はわたしの手を持って導く。触れた瞬間、指先に伝わるやわらかさ。

「もっと触って」

手のひらと指に力を加えて揉む。これほどまでにやわらかな部分が女性には存在するのか、と驚きをおぼえてしまう。

彼女はそのまま、わたしに胸乳を押しつける。わたしは思うがまま乳首に吸いつき、乳房を揉みつづける。

「そ、そうよ、うん、気持ちいい」

ささやきながら、彼女はわたしの股間に手を伸ばした。うなだれていたモノは、すぐに力を取り戻す。

「ふふふ、すごい」

しごきながら乳房をあたえつづける彼女。その表情は菩薩のようにやさしく、天女のように艶やかである。

「さあ、今度はちゃんと、ね」

身体を離した彼女は、わたしのとなりに寝転がり、手を引いた。勢いついておおいかぶさったわたしは、あまりの緊張で身震いしてしまう。

「震えてるの?」

「いえ、平気です」

「こわいの?」

「こわくなんか……」

虚勢を張っても、身体の震えは止まらない。

「大丈夫、ほら、ここに……」

彼女はわたしをつまんで導いてくれた。ゆだねるままに先端を部分にあてがい、腰に力を込める。すると、ぬるっとした感触とともに奥まで埋没する。

「うん、ステキ……」

わたしは無我夢中で腰を振る。それに合わせて彼女は声をあげ、わたしに抱きつき、足を絡めてくる。

「そ、そうよ、そう、うん、気持ちいい! もっとぉ、ねえ、もっと激しく!」

彼女はのぼりつめ、わたしも頂点に達する。そして、そのまま彼女の内部で暴発し、わたしの初体験は終わりを告げたのであった。

その後、彼女と会いたくても、まさか一人で店を訪ねることもできず、どうしよう、どうしようと考えあぐねているうちに受験シーズンとなった。

冬が訪れ、無事志望していた大学に合格し、卒業して地元を離れるとき、勇気を出して彼女のいる店を訪ねてみた。

しかし、そのスナックは閉店し、看板は失われ、カギのかけられたドアも開くことはなかった。

大学に入ると、それまでの硬派とは一転し、髪を伸ばしギターをかかえて遊びほうける毎日がつづいた。何人もの女の子と付き合い、快楽にもふける。

けれど、だれと何をしても、わたしにとってもっとも思い出深いのは、童貞を失ったときの体験だ。それはいまも変わっていない。

 

 

【選者紹介】

長月タケオ(ながつきたけお)

1962年生大阪府出身在住。1988年官能小説誌への投稿でデビュー。

1995年第1回ロリータ小説大賞(綜合図書主催)佳作受賞。

おもな著作『ひとみ煌めきの快感~美少女夢奇譚』(蒼竜社)

『病みたる性本能』(グリーンドア文庫)

『禁断の熟女』(ベストロマン文庫・共著)

『19歳に戻れない』(扶桑社・電子版)

『誘惑する女 熟女たちの悦楽』(九月堂・電子版)

ほか

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