お色気 めくるめく官能世界へ誘います

長月タケオ選「中高年の性告白」第59回 東京都在住H・Tさん(60歳)の告白【いきなり抱きついてきた幼なじみと畑の中で】

このコーナーは官能小説家の長月タケオ氏が一般の中高年読者から寄せられた「性の告白」をご紹介するものです。そこにはシニアである我々同世代が共鳴する「あの頃」の時代背景があり、実体験ならではの生々しい「性の現実」があります。懐かしくも妖艶な古き良き官能の世界をご賞味頂ければ幸いです。編集長

【いきなり抱きついてきた幼なじみと畑の中で】

H・T 60歳 東京都在住

生家は大阪府下といえども南河内の方で、いまは新興住宅があちこちに建っているらしいが、当時は田んぼや畑が一面にひろがっているような田舎だった。

わたしたちは農繁期にもなると一斉に手伝いに駆り出され、そうでなくても野良作業を手伝わされるのはしばしばだった。

それは田植えも終わったころの話。中学生のわたしは畑の草取りに精を出していた。そのとき、なぜかは忘れたが、近所に住む幼なじみの美代子と二人きりだった。

美代子は母子家庭の娘で、近所の家の農作業を手伝っては小銭を稼いでいた。たぶん美代子の母親はほかの家の手伝いに出て、彼女にわたしの家の畑をあてがったのかもしれない。

真夏ではないが、強い日差しの中で、わたしと美代子は黙々と雑草を抜いていた。彼女は作業用の粗末な衣裳に長靴をはき、麦わら帽子にタオルをたらした、とてもじゃないが色気やかわいさを感じさせる出で立ちではなかった。

色も黒く、顔立ちも質素な美代子は、それでも早くから胸が大きくなり、それが原因で同級生から冷やかされることもしょっちゅうだった。けれど、美代子は何を言い返すこともせず、じっと卑猥な言葉を浴びせられることに耐えているようだった。

わたしはクラス委員長を務めていて、時々そんな悪童たちに注意もしていた。彼らはわたしのことを「ええかっこしい!」とののしったが、わたしは当然のことと思っていた。

そんな美代子と二人で、前かがみになって単純な作業を繰り返す。やがて、腰に痛みをおぼえたわたしは、身を起こして背伸びをした。

「美代子ちゃん、休憩せえへん」

美代子も疲れているだろうとわたしは気づかい、言う。

「え、ええのん?」

「同じことのくり返しやから、身体も痛なるやろ。それに、今日中に全部せえなアカンもんとちゃうし」

わたしは言う。その言葉に美代子は笑みを浮かべ、二人はあぜ道に腰をおろした。

美代子は持ってきた水筒からお茶をくみ、わたしにわたしてくれた。

「ありがとう」

わたしは受け取り、喉をうるおす。

そんなわたしの様子を、美代子はじっと見つめていた。

「え? なに?」

わたしが不審に思ってたずねると、美代子は恥ずかしそうに首を横に振る。

緑がまぶしく、そよぐ風が肌に心地よい。遠くからヒバリやウグイスの声が聞こえてくる。

「来年は進学やなぁ。美代子ちゃんはどうすんのん?」

「ウチ? ウチは働く」

「そうかぁ、ボクは進学や」

「高校?」

「そうや」

「へえ、ほな、来年になったら、こうやって会われへんやね」

美代子はさびしそうに言う。

わたしはそんな美代子を見るが、彼女は視線をそらし、立ちあがった。

「さあ、もうちょっとガンバろ」

その言葉にわたしも立ち上がり、畑に入っていく。そしてふたたび腰をかがめ、雑草を抜きはじめたのだった。

どのくらい時間が過ぎただろう。わたしは視線を感じ、振り返った。そこには美代子が立っていた。

「どないしたん?」

わたしはたずねる。すると美代子は、いきなりわたしに抱きついてきたのだった。

「好き、好き!」

美代子はうわ言のように言って、わたしにむしゃぶりついてくる。あまりのことにおどろき、しかも、ひと気がないとはいえ畑のど真ん中だ。

わたしは思わず周囲をうかがってしまう。

「や、やめいよ!」

わたしは渾身の力を込めて美代子をはねのけた。

「なにすんねん、いきなり!」

「そやかて……」

美代子はバツの悪そうな顔でいう。

「好きやから……」

「いや、それはありがたいけど、場所によるやろ」

「なんで?」

「人に見られたらどうすんねん」

「そやかて、ウチ、しょっちゅう畑でしてるで」

「だれと?」

「あのねえ」

美代子は近所に住む、数人の男の名前をあげた。

「ウチがな、ちょっと我慢して脚ひろげたら、みんなよろこんでくれるねん。そやから、男の人って、みんなしたいもんやと思てた」

「いや、それはな……」

「したないのん?」

「あのなぁ、そんなんはなぁ、好きなもん同士がな、夜にベッドの上で」

「家にベッドなんかあれへん」

「いや、ベッドと違ても、その、布団とか」

わたしは自分で何を言っているのか、わからなくなってくる。

「それにな、急にそんなん……」

「したないのん、ウチのこと嫌いなん」

とうとう美代子は泣きはじめてしまった。

美代子の衣裳は、胸もとが大きくひろがっていた。日に染まらない白い乳房の谷間がはっきりと見て取れる。

わたしはそんな美代子の胸乳を見て、思わずつばを飲み込んでしまう。

「言うてくれるのはうれしいけど」

「けど?」

「やっぱり、場所が」

「ここと違たらエエのん?」

「いや、まあ……、そうかな」

「ウチは平気やのに」

「ボクは……」

美代子は四つんばいになって、わたしに迫ってくる。ブラジャーのつけていない襟もとからは、乳房がはっきりと見え、桜色の乳首までも見える。

目が釘付けになっているわたしの股間は熱を帯び、頭をもたげはじめる。すると美代子はそれを知ったのか、いきなりわたしの股ぐらへ手を伸ばしたのであった。

「ほら、したいしたいって、大きなってる」

「いや、あの……」

「あ、初めてなんや、そやからこわいんや」

「まあ、いや、そんな……」

「心配せんでも、ウチがちゃんとしちゃるから」

美代子はそういうと姿勢を正し、いきなり上着を脱いだ。わたしの目には、まぶしいほど白い両の乳房が飛び込んでくる。

こうなると、わたしも思春期の青年だ。そこが畑の中であろうと、だれかに見られるおそれがあろうと、気にしなくなる。

股間の一物は、痛みをおぼえるほどに勃起を果たしている。それを知っているであろう美代子は、わたしのズボンとパンツを脱がし、そそり立つ一物を手にし、前かがみになって舌をはわせはじめるのだった。

「あ……」

美代子がほお張り、少し頭を振っただけで、わたしは暴発してしまった。それは、それまでに行っていた自慰では放出し切れなかった精液が、すべてほとばしるような射精だった。

美代子は全部を受け止め、飲み込んだ。そして、いままで見せたことのない妖しい笑みでわたしを見つめる。

「初めてやったらしゃあないよ」

大人びた口ぶりで言う美代子。

「今度はちゃんと挿れてな」

美代子は、しなびはじめたわたしをふたたび手に取り、舐る。わたしはすぐに復活を果たす。

絡まる舌と内ほほのぬめりと唾液の温かさ。わたしは陶然となって美代子を見た。彼女はわたしと同い年とは思えないほど、妖艶な仕草と目つきで愛撫をくり返す。

「もう、大丈夫やね」

美代子はそう言うと、長靴を脱ぎ、下半身をあらわにする。わたしは何をどうすることもできず、ただ、美代子の身体をながめている。

胸が大きいだけで腰の締まりもなく、下腹のぽってりと出た美代子の肢体は、大人になりきれていない幼さを残していた。けれど、わたしの上にまたがると、いきなり全部を埋没させてしまう。

「ううん……」

口の中と似ているが、違った湿潤と温度、そして粘りがわたしをおおう。美代子は上着の前をはだけたままの姿で、最初はゆっくり、そして次第に激しく腰を振った。

「うん、気持ちええ? なあ、気持ちええのん?」

たずねてくる美代子。わたしは黙ってうなずく。

美代子の肌は日の光を受けて光沢を放ち、乳房はゆさゆさと重量感をしめしながら揺れている。

「あああん、もう、ウチ、ウチ……!」

唇をかみ、大きく首を振って美代子は喘いだ。わたしも我慢の限界をおぼえ、美代子に訴える。

「アカン、もう」

「出るん? 出すん? エエよ、ウチの中に出して」

「そ、そやけど」

「熱いん、熱いのんいっぱいほしい、あああん、もう、なあ、ちょうだい、ちょうだいぃいい!」

美代子も達した。わたしも2度目の射精を美代子の中で放つ。その勢いを、美代子は背中を反らして受け止めたのであった。

その後、二人きりになると美代子はわたしを求めてきた。わたしも拒絶することができず、すべてを中に吐き出した。

しかし、夏休みもはじまるころになると、受験勉強が忙しくなり、美代子と会うことはなくなった。

そんなとき、母から美代子が妊娠したという話を聞いた。

「ホンマ、どこのだれのんか、わかれへん子どもをなぁ」

わたしは戦慄した。もし、美代子がわたしのせいで身ごもったといえば、抗弁のしようがない。

しかし、美代子の相手をしていたのはわたしだけでなく、何人かの男がいた。その中の一人が美代子を引き取ることで決着はついた。

わたしは安堵した。けれど、罪の意識は消えなかった。

やがて地元の高校に進学し、上京して大学に入ったわたしは、社会人になっても東京に居残った。その後の美代子が、どうやって生きているのかはわからない。

【選者紹介】

長月タケオ(ながつきたけお)

1962年生大阪府出身在住。1988年官能小説誌への投稿でデビュー。

1995年第1回ロリータ小説大賞(綜合図書主催)佳作受賞。

おもな著作『ひとみ煌めきの快感~美少女夢奇譚』(蒼竜社)

『病みたる性本能』(グリーンドア文庫)

『禁断の熟女』(ベストロマン文庫・共著)

『19歳に戻れない』(扶桑社・電子版)

『誘惑する女 熟女たちの悦楽』(九月堂・電子版)

ほか

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