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長月タケオ選「中高年の性告白」第23回 東京都在住Y・Mさん(66歳)の告白【間違いを犯さぬための風俗通い】

このコーナーは官能小説家の長月タケオ氏が一般の中高年読者から寄せられた「性の告白」をご紹介するものです。そこにはシニアである我々同世代が共鳴する「あの頃」の時代背景があり、実体験ならではの生々しい「性の現実」があります。懐かしくも妖艶な古き良き官能の世界をご賞味頂ければ幸いです。編集長

【間違いを犯さぬための風俗通い】

Y・M・66歳・東京都在住

息子が嫁をもらった。歳は32歳で名前は美佐子。息子と同い年だ。

わたしの連れ合いは2年前に他界した。老人の一人暮らしは不憫だとでも思ったのか、それとも自分で家を建てたり買ったりする甲斐性がないのか、息子は結婚しても同居してくれた。嫁の美佐子も快く承諾してくれたらしい。そんな話を聞いたとき、わたしは強がりのひとつも言ってはみたが、正直安堵した。

美佐子は飛び切り美人というわけではないが、男好きする顔立ちをしている。しかも、いまどきのやせぎすな体型ではなく、むっちりとした肉づきのいい身体をしている。わたしは忘れかけていた春情を思い出すようで、最初のころは嬉々として息子夫婦との同居を楽しんでいた。

息子は商社に勤めていて海外出張も多い。いったん日本を出ると短くて1ヵ月、長ければ半年は戻らない。そのあいだ、わたしと美佐子は二人だけで暮らすことになる。

当初、義理の娘として、美佐子はつつましやかにわたしの身の回りを世話してくれていた。だが日が経ち、お互い心やすくなってくると、次第に美佐子は遠慮というものを忘れていく。遠慮を知らないといっても、何もわたしをぞんざいにあつかうといったようなものではない。実はまったく反対で、わたしを義理の父ではなく、一人の男として見るようになってきたのだ。

ある日、わたしがリビングのソファーでくつろいでいると、美佐子はグラスとワインを持ってはいってきた。

「これ、お友だちにいただいたんです。一人で飲んでもつまらないから、いっしょにどうかと思って」

もちろん、酒好きのわたしに断る理由はない。すると美佐子はわたしの向かいではなくとなりに腰かけ、グラスに赤いぶどう酒をなみなみと注いだ。

身につけているのは、大きく肌を露出したTシャツに太ももがむき出しのショートパンツ。女性特有の甘ったるい香りも漂ってくる。

わたしは目のやり場に困りながらも、冷静を装ってグラスを傾けた。あまり酒に強くない美佐子は、ほほを赤く染めながら次第にわたしににじり寄ってくる。

「お義父様、お義母様が亡くなられて寂しくありません」

「最初のうちはね。けど、慣れたよ」

「そうですか。わたしは寂しいな」

「え?」

「だって、結婚してまだ日も浅いのに、あの人ったらわたしを一人っきりにして」

潤んだ目でわたしを見あげる美佐子。唇は濡れ、視線も危ういほどうつろだ。わたしは思わず抱きしめたくなるのを、ぐっとこらえた。

「まあ、そういう男に惚れてしまったということで。我慢してくれないか」

わたしの冷たい言葉に、それまで陶然となっていた美佐子の表情が変わった。そして一言も口をきかず、自分が飲み干したグラスを片づけると、さっさと自分の部屋に戻っていったのであった。

もったいないことをした、とも思った。けれど、相手は息子の嫁で、血はつながらないといえども娘であることに違いない。わたしにも、それくらいの良識は備わっている。

だが、美佐子の誘惑はそれだけでは終わらなかった。

ある日、わたしが湯に浸かろうと風呂場にいくと、ちょうど美佐子が浴室から出てきたところと鉢合わせた。慌てて背中を向け立ち去ろうとしたが、美佐子はそんなわたしに声をかけてくる。

「お義父様、これからお風呂ですか?」

「あ、いや、あとでいい」

「どうして? わたしはいま出たところだし……、そうだ、お背中流しましょうか?」

「いや、いい」

「じゃあ、少し待っていてください。すぐに着替えますから」

背後で美佐子の巻いていたバスタオルが取られ、床に落ちる音がした。つまり、わたしのすぐ後ろでは、全裸の美佐子が下着をつけているわけだ。瞬間ではあったが、美佐子の半裸体をわたしは見てしまった。桜色にほてった肌に、こんもり盛りあがる豊満な乳房、むちむちした太もも。

わたしは平常心を保つのに必死だった。

「終わりました。お義父様、どうぞ」

その声にわたしは振り返る。しかし、美佐子の姿を見て、また背中を向けてしまう。

「どうしたんですか?」

「どうしたも、こうしたも……」

美佐子は、大きく胸もとが開いたランニングシャツに、下半身はパンティ1枚だけだった。しかもブラジャーを着けていないのか、前かがみの姿では乳房の谷間や形がはっきりとわかる。

「あら、わたし、お風呂あがりは、いつもこんなカッコですよ」

「それはいいから、早くここから出ていってくれ!」

わたしの言葉は悲痛になっていた。

「お義父様、わたしのこときらいなのかなぁ」

美佐子はわたしの横を通りすぎるとき、ポツリと漏らした。

そんなことがあってから、わたしは美佐子とできるだけ顔を会わさないように努めた。食事に呼ばれても先に食べるようにうながし、風呂やトイレのときなどは美佐子の居場所を確認してから入った。けれど、豪奢な屋敷ならいざ知らず、ようやく払い終えたローンで建てた狭い一戸建て。仕事もないわたしは家にいることが多く、どうしても美佐子と会ってしまう。けっして嫌いというわけではないし、邪険にあつかうのもはばかられるので、それ相応の会話くらいはする。しかし、美佐子の衣装は常に扇情的なもので、艶美な体躯の曲線がくっきりと浮かびあがり、肌もあらわにわたしに見せつける。

「ダメだ、ダメだ、ダメだ」

わたしは、さもすれば、よこしまな感情を抱いてしまう自分をいさめた。

しかし、日を追うごとに、美佐子はより挑発的になってきた。洗濯物を干すときは、わたしの下着と美佐子の下着が絡まりあうように吊り下げられ、汚れ物を置くかごの中には、これ見よがしに美佐子のパンティが放置されている。ときには留守のときにわたしの寝室に入って、ベッドに潜り込んでいることもあった。

「何をしてる」

「お掃除してたら、眠たくなっちゃって」

寝ぼけまなこで答える美佐子。身につけているのもは、いつもどおりに下着まがいの洋服だ。

このまま押し倒してやろうか。わたしは何度も思った。三十路に入って間もない熟れた身体がうずくのだろう。けれど夫は留守のまま。身体のほてりを解消する相手として、わたしを選んだのかもしれない。

間男を呼び込むよりもマシかもしれないし、嫁の不遇を解消してやるのも義父の務めかもしれない。

「いやいや、そんなことはない、絶対にない!」

わたしは、もう少しで理性のたがが緩んでしまうところを、必死にこらえたのであった。

悶々とした日が続いた。齢六十を超えていても、男であることに違いない。しかも、すぐ目の前に、手を伸ばせば受け入れてくれるであろう女体が存在するのだ。

悪いのはわたしではない。めとったばかりの女を一人にしておく息子が悪い。わたしの粗末なものでいいのなら、鬱憤を晴らしてやっても良いのではないか。

「いやいや、それは許されないことだ」

理由はどうあれ、息子の嫁に手を出すとは言語道断。あの世に行って、先立った家内になんと言い訳をすればいい。そんなことよりも、人として許されることではない。

若い肉体には興味がある。美佐子と暮らし始めてから精力も復活してきた。それはそれで喜ばしいことだが、彼女同様わたしにも、欲求不満を解消する場も機会も相手もいない。

「どうする、どうする、どうする……」

そんなとき、決定的な瞬間が訪れた。

風呂に入る前にわたしは、美佐子が自分の部屋にいるかどうか確かめにいった。扉の前に立つと、中に人の気配はする。

「よしよし」

わたしはそうつぶやいて、その場を立ち去ろうとした。すると、部屋の中から、何やら苦しそうな声がする。

「美佐子さん、どうした?」

わたしはたずねる。返答はない。

「どうしたんだ? 身体の具合でも悪いのか」

わたしはノックを繰り返す。ドアに鍵はかかっていない。

「入るよ」

わたしは断ってからドアを開けた。

そのとき、わたしの身体は凍りついてしまった。美佐子はベッドの上で全裸になり、自分を慰めていたのだった。

乳房を揉み、大きく脚をひろげ、陰部を指でこねくり回している。はっきりと見える部分からは、とろりとした蜜がしたたり落ち、その目はうつろで、しかもわたしを見ても行為をやめようとはしない。

「お、お、お義父さまぁ」

わたしは言葉を出せなかった。やめろともいえないし、黙って立ち去ることもはばかられる。

「うん、お義父さまぁ、わたし、もう、わたし」

「み、美佐子さん」

「お、お義父様の息子さんがいけないのよ、こんなわたしをほったらかしにして。わたし、どうすればいいの? この身体が、あん……」

美佐子の指が秘裂に埋没する。桃色の乳首がとがり、全身がほてりで紅潮している。

「あああん、お義父さまぁ、わたしを、美佐子をなんとかしてぇ」

「なんとかっていっても……」

美佐子が指をうごめかせるたびに、くちゅくちゅといやらしい音が響く。わたしの足は、知らず知らずのうちに美佐子に近づいていく。そして、あわや伸しかかろうとした瞬間、美佐子の携帯電話が鳴った。

「はい……、あなた?」

息子からだった。

「うん、うん、わかった、明日ね」

通話をしながら、美佐子はシーツを身体に巻きつける。わたしの興奮も、徐々におさまっていく。美佐子の目も、はっきりしたものに戻っていた。

「仕事が早く片づいて、明日帰ってくるんだって」

美佐子は言う。

「それは良かった」

わたしは少しもったいないような気もしたが、胸をなでおろし、そう答えた。

次の日、息子が久しぶりに帰ってきた。わたしたち3人はテーブルを囲み、美佐子が手によりをかけて作った料理に舌鼓を打ち、高価な酒でのどを潤した。

時間が過ぎ、わたしはいつの間にか酩酊して眠ってしまっていた。喉のかわきで目をさますと、すでに二人の姿はなかった。

「やれやれ」

水を一気に飲み干すと、わたしは自分の部屋に戻ろうとした。そのとき、聞きおぼえのある絶叫が、家じゅうに響きわたったのである。

声の主はすぐにわかった。久しぶりの逢瀬に、美佐子が甲高いよがり声をあげていたのだ。

いま二人は、ベッドの上でくんずほぐれず、コトを楽しんでいるのだろう。そのとき、わたしの脳裏に、あの美佐子のいやらしい姿が浮かびあがってきた。

肉感的な美佐子が、息子を抱きかかえ喘いでいる。身体は上になり下になり、そのたびに見事な乳房が揺れ動く。口を開いた秘部に息子の一物が突き刺さり、そのうちドクドクと濃厚な精液が注ぎ込まれる。男日照りだった美佐子は、1回で満足しないだろう。果てた一物を唇でしゃぶり舐り、くわえてほお張る。復活を遂げた一物は、再度美佐子の股間に突き刺さり、美佐子は嬌声をあげる。

想像するだけで、わたしの一物もそそり立った。

「いかんいかん、このままでは」

息子は、また仕事で旅立つ。そのとき、わたしは本当に罪を犯してしまうかもしれない。

なんとかしなければならない。そのとき、空港から駅まで暇つぶしに読んでいたのか、息子が持って帰ってきたスポーツ新聞が目にとまった。開いてみると、風俗店の広告が数多く載っている。

「これだ!」

わたしは新聞を手にして、自分の部屋に入ったのであった。

その夜は、美佐子の声と妄想で、なかなか寝つくことができなかった。夜が明けると、わたしは早速新聞に載っていた店を訪ねた。

時間は早いのに、モーニングとやらで店はすでに営業を行っていた。店員はわたしを見て、怪訝な表情を浮かべることもなく案内してくれた。

「アキでぇす、よろしく」

あらわれた女の子は、美佐子より十は若いが、身体つきも肌の白さも負けず劣らず。わたしは早速服を脱ぎ、狭いベッドに寝転んだ。

「じゃあ、はじめまぁす」

愛想よく女の子はそう言って、わたしの一物をしゃぶり始めた。我慢に我慢を重ねてきたわたしだ、一物はすぐに大きくなる。

「すごい、お客さん、お元気ですね」

「そうか」

「うん、正直に言うとね、お客さんくらいの歳の人ってなかなか大きくならないし、なかなか出してくれないから苦手なんだ。けど、お客さんは元気があるから好き」

アキと名乗った女の子は、そう言って激しくわたしをしゃぶった。ぬるりとした感触と温かさ、そして絡みつく舌に、わたしはすぐに吐き出してしまう。

「うん、すごいね、いっぱい出たよ」

「我慢してたからな」

「え?」

「いや、こっちの話だ」

「お客さん、ウチは時間内、何度でもOKなの。もう1回する?」

わたしに異存はない。アキはほほ笑みを浮かべ、再度わたしをしゃぶってくれたのだった。

それからわたしは、美佐子の妖しさにほんろうされると、アキのところに出かけた。アキも快く、わたしを気持ちよくしてくれる。だから、どうにかこうにか間違いは起こさずに済んだ。

そして息子はとうとう海外で暮らすことになり、美佐子も着いていくことになった。

「親父、一人で大丈夫か?」

「ああ、平気だ」

美佐子と離れ離れになるのは少し寂しいが、いたし方あるまい。少なくとも過ちからは開放される。ホッとはするものの、もう二度とあの身体を拝むことができないかと思うと、少し残念な気もする。

【選者紹介】

長月タケオ(ながつきたけお)

1962年生大阪府出身在住。1988年官能小説誌への投稿でデビュー。

1995年第1回ロリータ小説大賞(綜合図書主催)佳作受賞。

おもな著作『ひとみ煌めきの快感~美少女夢奇譚』(蒼竜社)

『病みたる性本能』(グリーンドア文庫)

『禁断の熟女』(ベストロマン文庫・共著)

『19歳に戻れない』(扶桑社・電子版)

『誘惑する女 熟女たちの悦楽』(九月堂・電子版)

ほか

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