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2020.01.08

【特集】男も50を超えたら自分の長所と短所を把握しておかなければならない件

先日、ある有名な作家さんに「君は趣味は何かね?」と聞かれ、危うく破廉恥極まりない回答を言いそうになってしまい、慌てて「読書です」と答えたら、もっと大変なことになってしまいました。

なぜなら、作家さんに「これまで読んだ本で何が一番感動したか」と聞かれてしまったからです。

なにしろ私ときたら、これまでの読書歴といえば『実話ナックルズ』や『裏モノJAPAN』系の妖しげな本ばかりを愛読してきたからです。

当然、その作家さんの本など1行足りとも読んでいません。

ここで妙な哲学書のことなど引き合いに出したら、もっと大変なことになると思ったので、正直に「裏モノばかりを読んでいます」と答えたら、先生から意外なお答えが返ってきました。

「素晴らしい。その知識は君の長所だね」

こんなことで長所などと言われたのは生まれて初めてです。

しかも、先生曰く「男も50歳を超えたら長所はどんどん伸ばしたほうがいい」とおっしゃいます。

なんなら、専門家レベルまで達したほうがいいとまでのたまうのです。

よくよく考えてみれば、私にはこれまでこれといった長所はありませんでした。それどころか入社試験以来「自分の長所」について考えたことなど一度もなかったのです。

加えて先生はこんなことまでおっしゃいました。

「若い時よりもむしろ50歳を超えてからのほうが自分の長所と短所をきちんと把握しておくことが肝要だ」

これも意外なお言葉です。もはや未来になんの展望もない年寄りが、いまさら長所と短所を把握してなんのメリットがあるというのでしょう。

すると先生は笑いながらこう答えてくれました。

「それは年を取ると若い時よりもずっと人の助けが必要になるからだよ」

先生曰く、年寄りたるもの長所を活かして人の役に立ち、短所をさらけ出して他人に補ってもらわなければ生きてはいけないというのです。

これは目からウロコでした。よくよく考えれば、人間社会って仕事も男女間も友人同士も夫婦間も恋人同士もそうやって成り立っていたのでした。年寄りが社会で生きていくならなおさらです。

最近、日本の社会では精神的な問題を抱えている人が年々、増えていると言います。しかもその年齢層の多くが30歳以上の中高年だと言われています。

もしかしたら、人間同士がお互いの長所を伸ばし合い、短所を補い合えば現在社会全体を包み込んでいる精神不安も消えるのかもしれません。

そのためにもまずは自分の長所と短所をしっかりと把握することは、とても重要なことだと言えるでしょう。そして他人にも優しくなれるに違いありません。

文責:編集長原田