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2019.10.28

【特集】50を超えたらヤバい時には座りなさい

先日のことです。

昼間の地下鉄に乗っていたところ、ある駅から中年夫婦が乗り込んできました。

電車の中は比較的空いていて、ところどころに座席が空いています。

先ほどの夫婦の古女房が私の隣に座りました

その隣も空いているので、旦那のほうも座るのかと思いきや、つり革につかまって女房の前に立っています。

旦那曰く、なんでも「運動不足だから立っていたい」とほざくのです。

古女房のほうも「あ、そ。好きにすれば」的な感じです。

しばらく夫婦は、私の隣でどうでもいいような世間話をしていました。

すると突然、電車が急停車をしたのです。

「キキキ、キーーー」

「ブビビビビビビ!」

その時、電車のブレーキ音と同時に、聞き覚えのある妙な音が聞こえた気がしました。

電車は止まっています。

車内は静寂に包まれておりました。

車内アナウンスで、車掌が急ブレーキの理由を説明しております。

どうやら大したことではなさそうです。

しかし、次の瞬間、旦那が古女房に小声で囁いた一言で、事態が急変したのです。

「クソ漏らしちゃった」

私も最初は耳を疑いました。

もっと驚いたのは隣の古女房です。

「あ、あんた今なんて言ったの?」

古女房は殺気立ちながらも、あながち信じられないというご様子です。

いい大人が、ブレーキの衝撃でクソを漏らしたなど、私も信じられません。

すると旦那が急に私たちのほうにケツを向けたのです。

「オワッチ!」

私と古女房は、同時に叫び声をあげてしまいました。

なぜなら旦那のズボンに茶色い汁がにじみ出ていたからです。

「どうなってる?」

間抜けな旦那が古女房に様子を聞きます。

古女房を見ると口をパクパクさせながら、白目を剥いて気絶寸前です。

こりゃまったく使い物になりません。

仕方ないので、私が古女房の代わりに言ってやりました。

「あんたのケツ、クソまみれだよ」

するとどうでしょう。

旦那の野郎がこんなことを聞くのです。

「どれぐらい広がってる?」

私が答えます。

「肛門を中心に直径10センチってとこかな」

また旦那が聞きます。

「色は?」

私が答えます。

「紛れもなくクソの色だね」

旦那がため息交じりに言います。

「なら、ごまかしはきかんな」

私。

「ですな」

おそらくこの世で最も不毛な会話です。

しかも電車は止まったままで、私たちの会話は静かな車内に丸聞こえです。

まるで、私まで「クソ漏らし」の一味のように見られてはしまうではありませんか。

旦那と私の間にしばらくの間、沈黙が続きます。

旦那はケツが気持ち悪いのか、微動だにしません。

辛抱たまらず、私から小声で話かけました。

「お腹の調子、悪かったの?」

旦那「朝から下痢気味でね」

「お大事に」

その言葉と同時に電車はまた走り出し、次の駅で夫婦は降りていきました。

男も50を超えると、肛門が緩みがちです。

お腹の調子が悪い時はお願いですから座ってください。

文責:編集長原田