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2019.10.26

【特集】エロと笑いの社会貢献度

嘘か誠かはわかりませんが昔、先輩からこんな話を聞いたことがあります。

ちなみに私がその話を聞いたのは20代の頃で、その先輩は50代でした。

今から書く話はさらにその先輩が20代の頃の話ですから、かなり昔の出来事になります。

ある日、先輩は上司に連れられて老人ホームに行ったそうです。今でいういわゆる「慰問」です。

その上司は頻繁にその老人ホームにきているらしく、上司の車の音がしただけで老人たちがゾンビのようにワラワラと出てきたそうです。このことからも上司が老人たちに相当気に入られていることがわかります。

車から降りると上司はすぐに先輩に「ちょっと手伝え」と言って重たい機材を運ばせます。

なぜか、老人たちも一緒になってくっついてきます。はっきり言って「邪魔」です。

しかも、足腰の弱い老人たちが金魚のフンのように絶えず自分たちの後ろをくっついて歩くので、危なくて仕方がありません。案の定、途中でコケてニワトリのような声をあげたりするのです。

その様子を見て先輩は怖くなってしまったそうです。

「おそらく上司は老人たちが纏わりつかなければならないほど『ヤバいモノ』を運び入れているに違いない」

数分後、先輩の悪い予感は思いっきり的中しました。

こともあろうに上司は老人ホームの多目的ホールで「ポルノ上映会」をおっぱじめたのです。

ポルノは耳の遠くなった老人たちのためにボリューム全開の大音量。これではホーム内どころかご近所さんにも「喘ぎ声」が鳴り響いてしまいます。爆心地が老人ホームだけに、その地域がタイヘンな事態になることは火を見るより明らかです。この時、先輩は恐怖と不安で脱糞寸前にまで陥ったと言います。

先輩を恐怖のどん底に陥れたのはソレだけではありませんでした。

勇姿を集めてごく少人数のポルノ上映会だとばかり思っていたら、爺様ばかりか婆様も含めて、ホームじゅうの老人たちがソコに大集結していたのです。

つまり、ソレは組織ぐるみの上映会だったのです。

しかもほとんどの爺様たちが、婆様たちと手を繋ぎあって観賞しているではありませんか。さすがにペッティングやセックスをおっぱじめるジジババはいなかったものの、その光景はハプニングバー以上の衝撃だったそうです。

もし、これが現在だったらコンプライアンス上、タイヘンなことになります。

しかし、当時は案外平気だったようで、ホームの職員さんたちも一緒に観賞をしていたそうです。

帰り道、先輩が上司に「なぜ、こんな破廉恥な上映会を老人ホームで開催しているのか」を聞いてところ、こんな答えが返ってきたそうです。

「初めは一人の爺様が『死ぬ前にポルノを見たい』ということから始まったんだよ。でもだんだん人数が増えてきて、今は月1回の大上映会になっちゃったんだ。最初は俺も施設の人たちも、こんなことしてちゃマズいなと思っていたんだけど、驚くことに老人たちに次々と異変が起き始めたんだよ」

異変と言われてもピンとこなかった先輩。どうせ、勃たなかったチ◯ポがエレクトした的なことだとたかをくくっていたそうです

しかし、上司の次の話を聞いて心の底から驚いたと言います。

「まずひとつめの異変が認知症だった老人たちの症状が改善し始めたんだ。そのうちの一人は完全に治っちゃった。そしてもうひとつの異変は歩けなかった老人が歩けるようになったことだよ。両方とも医者にも見捨てられていた人たちだからビックリだよね。しかも、上映会を続ければ続けるほど老人たちが元気になっていく。不思議だろ。だから今は施設公認でやっているんだよ」

なんということでしょう。医学でどうにもならなかったことがエロで改善したというのです。

先輩が聞いたところによると、足が動かなかった老人に至ってはポルノ見たさに自力で歩いて上映会にやってきたとのことです。

エロの力、恐るべしです。

このエロと同じく、人を若返らせる効果があるものに「笑い」があります。

「笑う門には福きたる」というように笑いは心身ともに人を健康にします。

そういう意味では、エロと笑いは人間生活になくてはならないものということができます。

極論を言えば、両者ともに、重要な「社会貢献をしている」ともいえるでしょう。

ちなみにエロの社会貢献と言えば、大手アダルトメーカーのソフト・オン・デマンドさんが有名です。

なにしろこの会社、社員が朝の10時から地域の清掃作業をしているのです。

そこに加えて納税額もハンパありません。

実際、ソフト・オン・デマンドのある中野区ではキリンが本社を移すまでは納税額1位

ソフト・オン・デマンドがなければ中野区が成り立たないと言っても過言ではありません。

それに対して「笑い」のほうでは残念なことが起きてしまいました。

チュートリアルの徳井さん脱税です。

せっかく「笑い」で社会貢献をしているのに、もったいない限りです。

現在のところ、エロと笑いの社会貢献度で言えば「エロの勝ち」です。

お笑い界ではこのとこの不祥事が続いておりますが、これ以上、老人たちを失望させないで欲しいものです。

文責:編集長原田