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2019.10.24

【シニアとテレビ】最近のドラマでモヤモヤすること

10月といえば、テレビドラマの番組改変期だったりします。

というわけで、例年にもれずして今月から様々な新しいドラマがスタートしました。

実は私、見た目はただの醜いオッサンなのですが心がオバサンなので、ドラマを見るのが大好きなのです。当然、今回の新ドラマたちも見過ごすはずがありません。

しかし、最近のドラマは見ていて妙にモヤモヤするのです。

なぜモヤモヤするのか原因がわかりませんでしたが先日、寄席に行ってようやくその理由が薄ぼんやりとわかりました。

モヤモヤの原因はドラマの最終回でした。

結論からいうと「おあとがよろしくない」のです。

ちなみに落語の場合、噺家にもよりますが普通は「起承転結」のうち「起」と「結」がありません。

なんの説明もなく、いきなり熊さんと八つあんの会話から始まったりします。

最初は熊さんと八つあんが、どんな仕事をしていて、二人がどんな関係なのかは皆目見当もつきません。

このように「起」がないのにいきなり「承」から話が始まるのです。

客は二人の関係性を会話の様子から察しなければなりません。

そして最後にはいきなり「オチ」(転)がくるのですが、噺家は「おあとがよろしいようで」というだけで、その後、熊さんと八つあんがどうなったのかは教えてくれません。

よくよく考えれば極めて不親切な噺なのですが、客は爆笑してスッキリしながら帰るのです。

「承」と「転」だけで客を笑わせる。なんとも不思議な伝統芸です。

そういえば、国民的な人気番組の名称も「笑点」です。

これは、ひょっとして「承転」しかない落語の方式とかけているのではないでしょうか。

もしそうなら、ちょっとした発見です。

話は逸れましたが、最近のドラマは落語に似ていて「起」の部分が曖昧なまま始まり「結」が謎を残した終わり方をするのですが、どうにもこうにも「おあとがよろしくない」のです。

言い換えれば、非常に気持ちの悪い終わり方をします。

だからモヤモヤしてしまうのです。

ちなみに、ひと昔前のドラマは、最終回に必ず誰もが納得する定番の終わり方がありました。

例えばこんな感じです。

・夕日に向かって走る

・出演者全員がジャンプのまま静止

・トッキという機材を使って上空から撮影

・うっかり者が団子を喉に詰まらせる

もちろん、昔のドラマも現代と同じく謎を残した終わり方はしていましたが、なぜか上記のようなシーンが入ることで、視聴者は心がスッキリして最終回を迎えることができたのです。

つまり、最近のドラマは、最終回だと誰もが合点が行く終わり方をしていないのです。

ちなみに今週からキムタクがシェフに扮したドラマが始まりました。

ハッキリ言ってメチャクチャ面白いです。

しかし、今から最終回が不安で不安でなりません。

できることならキムタクが団子を喉に詰まらせて終わってほしいものです。

文責:編集長原田