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2019.10.16

【特集】即位の礼と恩赦

来週の22日は「即位の礼」です。

この日は「国民の祝日」ということで、天から降ってきた恵みの休日に大喜びしている中高年の方々も多いことでしょう。

実はこの即位の礼を違った意味で喜んでいらっしゃる方々がいます。

それは犯罪者の皆様です。

なんでもこの日、55万人もの犯罪者の方々に「恩赦」が出るというのです。

恩赦が出るのは天皇陛下と皇后陛下のご成婚以来の実に26年ぶりということで、これには犯罪者の方々も上を下にの大騒ぎです。

ちなみに55万人というと、とてつもない数に思えますが、過去にはもっと恩赦されてました。

それは1989年の昭和天皇崩御の際に行われた大喪の礼の時で、1017万人もの犯罪者が恩赦されました。

ついで多かったのは1990年の上皇様の「即位礼正殿の儀」の時で250万人。

そう考えると今回の55万人は大幅に対象者を縮小したことになります。

しかし、そうはいっても東京ドームの最大収容人数の約12倍の犯罪者が恩赦されるのですからタダゴトではありません。

それに被害者の立場でいえば「冗談じゃない」というのが本音でしょう。

そもそも裁判で決まった罪がどうして裁判以外で減刑されるのか、子供たちに問いただされてもうまく説明することができないではありませんか。

聞けば、この「恩赦」という制度は平安時代ごろから現在に至るまで粛々と続いてきた制度だと言います。

そこまで昔のことだと、なぜこのような制度が始まったのか。第一号は誰だったのかもわかりません。

なんなら、恐山に行ってイタコの方に最初に恩赦を決めたご担当者の方を呼び出してもらうしかないでしょう。

しかしながら、どうせなら犯罪者よりも、罪のない一般国民の手枷足枷を恩赦していただきたいものです。

例えば、恩赦で住宅ローンや学費ローンや車のローンがチャラになるなんてことはないもんでしょうか。

そうなれば俄然、借金返済にも力が入ります。

ちなみに今回、恩赦の対象になる方々の詳細は未定ですが、過去に恩赦を受けた方のほとんどが「選挙違反」「道交法違反者」の方々だそうです。

殺人や傷害などの被害者がいる事件の受刑者が恩赦によって釈放された例は今まで一度もありません。

だとしても、安心はできません。

前者の「選挙違反者」が復権するのも問題ですが、さらに心配なのは後者の「道交法違反」の人々の復権です。

下手をすると、これまでに「煽り運転」や「飲酒運転」をした無法者がまたもや免許を持つことになるからです。

このような罪を犯した方々がしっかりと改心していることを願うばかりです。

文責:編集長原田