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2019.10.04

【特集】軽減税率で正直者がどんどんバカをみる

突然ですが私のマンションでは自転車置き場が有料です。

利用する住人は月々300円の駐輪代を払わなければなりません。

これを高いと感じるか安いと感じるかはさておき、月300円なので1日換算にすれば利用料は約10円です。

徴収した駐輪代はスズメの涙ながらマンションの共益金に当てられ、住人全体の共有財産になります。

ところが最近、これをケチる人が少なくないのです。

民度が低いと言われればそれまでなのですが、そういうことをしている人を見ても、それほど困っているようには見えません。

なぜならそのような人に限って、新品のブランド品を身につけているからです。

ちなみに消防法上の理由で各住戸の玄関前には自転車を置いてはいけないことになっています。

また、駐輪場を登録した時に「許可証」のシールをもらうことになっているので、無断駐輪もできません。

では、たかだか1日10円の駐輪代をケチるために、その人たちは何をしているのかというと、家の中に隠しているのです。

当然、違法なことをしているわけですからエレベーターは使えません。防犯カメラで犯行が白日の下に晒されてしまいますし、他の住人と鉢合わせした時にどやしつけられることがあるからです。

そうなると必然的に階段を使って自転車を家に運びこむことになります。

ところがこれがかなりの重労働です。

もし目的地が5階以上だったら、ベテランの引越し業者さんでも腰が引けてしまうでしょう。

他の住人からの避難と重労働。そこまでして1日10円の利用料をケチりたい理由が私にはまったくわかりません。

賢明な紳士ならアホとも思える所業ですが、これと同じことが街の商業施設やサービスエリアで起ころうとしています。

それは持ち帰るか持ち帰らないのかによって税率が変わる軽減税率です。

その場で食べれば10%、持ち帰れば8%という例のアレです。

たかだか2%の違いですが、自転車野郎と同じようにズルする人が必ずいるわけです。

要は「持ち帰る」と申告しておいて、「その場で食べる」ヤカラたちです。

特に「持ち帰り組」と「その場で飲食組」の双方が混在する高速のサービスエリアや大きな商業施設などでは、これが顕著になるでしょう。

この事態に寛容なシニアの皆さんなどは、人は人、自分は自分と悠長に構えている方も少なくないかもしれません。

しかし、そうい悠長には構えていられないような話を税務関係の方からお伺いしました。

「そもそも日本においては、国民全員がきちんと税金を払ってさえくれれば消費税なんていらないんですよ」(税務関係者)

そうです。今、消費税がどんどん上がっていく理由は「脱税野郎」が増えているからに他ならないのです。

となると、先の2%ケチり野郎も脱税野郎ということになります。

つまり、2%脱税野郎が増えれば増えるほど、さらに消費税が上がる可能性が高くなるのです。

こうなってくると正直者はどんどんバカを見て、脱税野郎はどんどん得をします。

これを放置するわけにはいきません。

国は早急な対策が必要ですし、聡明な一般国民は脱税野郎をどやしつけてやらねばなりません。他人事ではないのです。

私も今後は自転車野郎を見つけ次第、玄関前にクソをしようと思っています。

文責:編集長原田