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2019.10.02

【紳士の嗜み】物を大事に扱う男性がモテる理由

最近取材で嫁入り前の若い娘から人妻まで、様々な女性たちに取材をしているのですが「好感が持てる男性」について聞いたところ複数の女性から意外な回答いただきました。

結論から先に申し上げますと、イマドキの女性たちにとって好感が持てる男性とは「物を大事にする人」だそうです。

理由は「物を大事にする人は自分のことも大事にしてくれそうだから」とのことです。

ちなみに約30年前にやった同じ調査では「どんなことをしてでも私を食べさせてくれる男性」、「活力溢れる男性」といった「力強い男性像」に人気が集まっていました。

30年もすれば女性の価値観も随分と変わるものです。

しかしながら、確かに世の中には、いまだに女性に暴力を振るうなどという不届き者がまだ多いようです。

最近のニュースでもいい年をした大人の男性が、子供や女性などの力の弱い者を虐待したという報道が連日のようになされています。

前述の女性たちの意見は、そういう世相を反映しているのかもしれません。

ちなみに30年前の世相といえば、バブルの崩壊でした。

そういえば、まだ私が若い頃、元ヤクザの親分さんでめちゃくちゃ女性にモテる方がいらっしゃいました。たしか、その方の年齢は当時50代後半だったと思います。

元ヤクザの親分さんですから、見た目は腰が抜けるほど恐ろしかったのですが、不思議なほど女性にモテていました。

しかも、年配の女性ではなく、若い女性から絶大な支持を得ていたのです。

どうしてこんな岩石のようなオジサンがモテるのかと不思議に思っていましたが、今思えば、その方は物や女性、そして子供を本当に大事にする人でした(その代わり男はいつも病院送りにされてました)。

こんなエピソードがあります。

その元親分さんと、子分と私がスナックで酒を飲んでいた時のことです。

会計の時になって、元親分さんが財布を出したのですが、その財布はかなり年季の入った物でした。

それを見たスナックのママが「お金がないわけじゃないんだから、そろそろ新しい財布を買ったらどうなの」と言ったのです。

すると、その元親分さん、こんな返答をしたのです。

「物にも魂がある。壊れてもいないのに捨てるわけにはいかん」

確かに元親分さんの財布は使い込んではありましたが、傷ひとつなく、オーラのようなものまで発していました。

珍妙な話ですが、当時の私にはその財布のオーラと元親分さんの姿が妙にしっくりマッチしているように見えたのです。

今考えれば、その元親分さんは「物の使い方を見ればその人間性がわかる」を地でいっているような人だったのです。

おそらく、それが多くの女性から好感をもたれていた理由のような気がしてなりません。

先日、消費増税の影響で世の中では多くの人が「駆け込み購入」をしたようです。

つまり、まだ壊れてもいないのに税率が安いからという理由だけで新しい物に買い換えた人がたくさんいたということです。

もし、その元親分さんが生きていたら、私にどんな話をしてくれたでしょう。

今となっては聞くことはできませんが、おそらく大変憂いたに違いありません。

奇しくも来週の10月9日は「道具の日」です。

単なる語呂合わせみたいな記念日ですが、いつまでも女性に好感を持たれる男性でいるためには、税率に関係なく「物を大事にする心」を保ち続けなければならないかもしれません。

文責:編集長原田