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2019.08.10

「やっこさん」と「野郎」の違い

今日から3連休が始まります。

本日から「お盆休み」に入ったという方も少なくないでしょう。

ひょっとしたら来週1週間は「全てお休み」などという窓際社員チックな方もいらっしゃるかもしれません。

いずれにせよ、こんな暑い日が続くようでは働いてなんていられません。

涼しい場所で鼻クソでもほじくりながら、のうのうとしているのがベストです。

さて、お盆といえば帰省です。

仏壇を前に親戚連中が一堂に会することもあるでしょう。

しかし、先祖の霊が帰ってくるにも関わらず、必ず一人や二人は帰ってこない人がいます。

もしかしたら、今こんな原稿を読んでいる皆様がそんな人かもしれませんが、そんなとき「やっこさん」とか「ヤツ」とか「キャツ」などと呼ばれる人と、「野郎」と呼ばれる人の2種類の呼ばれ方があるようなのです。

例えばこの違いです。

「やっこさん、仕事が忙しくて今回は帰省できないらしいよ」

「あの野郎、仕事が忙しいとかで今回は帰省しないらしいよ」

一見、同じような内容ですが、主語が「やっこさん」になるか「野郎」になるかで微妙にニュアンスが違うのです。

やっこさんの場合は、言った人の側にどこか「あきらめ」のようなものを感じます。

これは「やっこさん」が「ヤツ」に変わっても「キャツ」に変わっても同じです。

しかし、これが「野郎」になると言った人の心中に「怒り」のようなものを感じるのです。

ヤツも野郎も単品で扱えばほぼ同じに見えますが、文章にしたときのこの違いは、なんなんでしょう。

こんなことは3連休の初日にどうでも良いことなのかもしれませんが、私はここに「ある法則」を発見したのです。

まず、「やっこさん」や「ヤツ」、「キャツ」などと呼ぶ場合は相手を自分より「下の立場」にみていることが多いようです。

例えば、窓際社員、宿無し、変態、ただの女好きなどです。

反面、「野郎」と呼ぶ場合には相手が自分と「同等かそれよりもやや上」にみていることが伺えます。

例えば「ガリ勉野郎」「ごますり野郎」などがその典型といえるでしょう。

ガリ勉もごますりも、なんとなく自分よりも立場的に有利なように感じます。

そう言った意味では「トラック野郎」も同じです。

ポイントは乗用車よりも大きな車に乗っていることです。

スピードでは乗用車のほうが有利ですが、相手がデカイ分、なんとなく負けた気がします。

ここで大事なのは「野郎」が使われるのは、「なんとなく上」である場合が多く、圧倒的に上の立場の人には使いません。

組織で言えば「社長」や「専務」です。

係長や課長には「係長の野郎」とか「課長の野郎」などと使いますが、社長や専務を野郎呼ばわりしている人はあまり見たことがありません。

その代わりに社長や専務には「タコ」を使います。

タコ社長とかタコ専務がそれです。

いずれにせよ、自分が「肝心な時にいなかった場合」にどのように呼ばれているかで、その組織の中での立ち位置がわかります。

どうせなら「やっこさん」より「野郎」扱いされたいものです。

ちなみに最近は女性が男性によく「ブタ野郎」と吐き捨てている姿をよく見ますが、それは女性の社会進出が成功している賜物とも言えるでしょう。

つまり男女格差がなくなりつつあることを表しているのです。

昭和の時代には男に「ブタ野郎」などと叫んでいる女性は皆無でした。

非常に喜ばしい現象です。

反面、年をとると、だんだん野郎呼ばわれされなくなります。

皆さん、どんなに暑くても、ケツの穴にしっかりと力を入れていつまでも「野郎呼ばわり」される生活を送ってください。

間違っても奥様に「やっこさん」や「キャツ」などと呼ばれるようになってはいけないのです。

文責:編集長原田