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2019.08.09

「鬼嫁」はどこにいったのでしょう

女性が活躍する社会になってから、ワイドショーや女性週刊誌などであまり扱われなくなった問題があります。

それは「嫁姑問題」です。

特にひと昔前に猛威を振るっていたあの「鬼嫁」はすっかり息を潜めてしまったようです。

思い起こせば、過去にはこのような鬼嫁がたくさんいらっしゃいました。

・雑巾の絞り汁を姑の味噌汁に入れる鬼嫁

・姑の大事な愛猫に水をぶっかける鬼嫁

・寝たきりの舅に電気掃除機をかける鬼嫁

・舅愛用の育毛剤に除草剤をブチ込む農家の鬼嫁

・口臭剤だと嘘をついて舅にナフタリンを食わせる鬼嫁

そして極め付けは仏壇を姑に投げつける鬼嫁です。

あの心無い鬼嫁はいったいどこにいったんでしょう。

もはや絶滅してしまったのでしょうか。

いや、そんなことはありません。

時代が令和になったとはいえ、嫁と姑が仲良しになったわけがないのです。

徒然なるままにこんなことを考えていた矢先、友人からこんな話を聞きました。

それが「偽装仲良し」です。

最近はテレビでも「偽装不倫」などというドラマがやっていますが、それと似ています。

友人が言うには、表向きは舅や姑を敬いながら、ひどいことをしているというのです。

例えば、そのひとつが贈り物です。

「御母様がお好きでしょう」などとのたまいながら、家の中のいらないものを全部、夫の実家(姑)のところに送りつけるらしいのです。

特にそれは「大物」であったりすることが多いといいます。

勢いで買って邪魔になったロココ調のタンス。ほとんど動かなくなったマッサージチェア。

どれもこれも、捨てるには惜しいけど、家の中ではいらなくなった物ばかりだといいます。

さすがにそんな物ばかり贈っていると、姑に「コメ兵」のようにいらんものを送りつけていることがバレるため、たまには食べ物を送るらしいのですが、結果的に嫌がらせになっているそうです。

最近では「バナナ」だといいます。

なぜ、わざわざバナナを送ったのかは友人にもわからないと言うことですが、鬼嫁は「バナナは年寄りに良い」の一点張りだったといいます。

しかも、それはブランドモノのバナナではなく、ごくごく普通にスーパーなんかに山盛りで置いてあるバナナだというのです。

そうです。安さ爆発です。

その後、バナナが到着した自分の母親(鬼嫁からすれば姑)から電話があり、箱を開けたら見るも無残に腐ったバナナが大量に入っていたといいます。

実は今、友人が密かに恐れていることがあります。

聞くところによると、友人宅には、あと数ヶ月もすれば死んでしまうんじゃないかと思えるような老猫がいるらしいのです。

実はその老猫を鬼嫁が自分の実家に送りつけようとする計画が進んでいるようなのです。

理由は「年寄りと猫は相性が良いから」とのことです。

腐ったバナナに死にそうな猫。

誰がどう見ても悪意のこもった嫌がらせですが、この嫁の性悪なところは、善意の皮を被っているところです。

そして実は、我々の周りにもそういう人が増えていることに皆様は気づかなければなりません。

キーワードは「あなたのためを思ってやっている」です。

これを真に受けて喜んでいると前述の姑のように大変な被害に遭うことがあるのです。

確かに、直接的な暴力を振るう鬼嫁はこの世から姿を消しました。

しかし、この世には善意の皮を被った「悪」が増殖していることを忘れてはなりません。

これは同僚や上司でも同じです。

「君のために」「あなたのために」「先輩のために」そして「あなたが好きだと思ったから」。

誰かにこんな言葉を吐かれたら、身構えなければならないのです。

文責:編集長原田