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2019.08.03

間違っていないけど場違いな人々

先日、PR会社の知人男性と酒を飲んだ時のことです。

その男は、いつも明るく楽しい話題を私に提供してくれるのですが、その日は珍しくブチブチと愚痴を吐いているのです。

理由を聞くと、こんな答えが返ってきました。

「宮迫&田村の『涙の記者会見』以来、吉本の芸人さんをゲストに起用した記者発表会が、いつも台無しになる」

いったいどういうことでしょう。

あの記者会見以来、吉本の芸人さんが、全て反社会扱いされているということでしょうか。

よくよく話を聞くと、オゾマシイことに台無しの元凶は我々メディアでした。

彼曰く、映画の記者発表会や新製品の記者発表会などのまったく反社会問題と関係ないイベントであっても、吉本の芸人さんが出ると、必ず吉本騒動」について記者から質問が飛ぶというのです。

それだけならまだしも、テレビ局もテレビ局で、その部分しか報道しないので、せっかく映画や新製品のためにお膳立てしたイベントなのに、肝心なことはほとんど取り上げられないそうです。

では、しばらくの間は吉本の芸人さんを呼ばなければ良いではないかというと、彼は「それはそれでマスコミがきてくれない」と嘆くのです。

マスコミが集まらなくてもクライアントに怒られるし、集まっても肝心なところが報道されないと文句を言われるしで、記者発表会を本業にしている彼からすれば地獄の日々が続いているのです。

こんなところでも「吉本問題」が悪影響を及ぼしていました。

そう考えると、吉本興業さんて、やっぱりすごい会社でした。

それはそうと、破廉恥なのは取材にやってきたメディアの側です。

おそらくハナから映画や新商品のことを取り上げるつもりなど毛頭ないのでしょう。

これは呼んでくれた相手に対して非常に失礼な話です。

宮迫さんと田村さんの涙の記者会見の時に和田アキ子さんが自分の番組の記者の質問内容に激怒していたことは記憶に新しいですが、それ以上の無礼かもしれません。

以前、このコラムで「何か一言」という質問の仕方はしないほうが良いと書いたことがあります。

理由はそのような聞き方をされると「マ◯コ」と叫びたくなってしまう人が少なからずいるからだと申し上げました。もし生放送だったら前代未聞の放送事故が勃発するに違いないからです。

でもそれは「無邪気」からくる言葉です。悪意はありません。

彼を困らせる記者発表会荒らしの記者たちには、薄ぼんやりではありますが「悪意」を感じます。

要は「場違い」なのです。

しかも、よくよく世の中を見ると、メデイアだけでなく一般社会でも、そういう「場違いな人」は増えているような気がします。

決して言ったりやったりしている行為は必ずしも間違っていないのですが、様子がおかしい人です。

僭越ながら、ここで私が見た場違いな人の例を挙げてみましょう。

そのほとんどが中高年なので、私も含めて皆様も注意が必要です。

・男子便所に女装のまま乱入してきて立ち小便をしていたオッサン

・冬場なのに冷やし中華を食べたいと駄々をこねていたオッサン

・極道の葬儀の「お清めの会食」に泥酔状態で乱入した隣の葬儀会場のオッサン

・スタバの便所で紙がないと大声で叫んでいたオッサン

そのほか、結婚式の二次会で正装もせずに「東スポ」を握り締めながら「こにゃにゃちわ」といいながら遅れて登場したオッサンもいました。

この場合、いけないのは「遅れたこと」だけですが、場違いな匂いがプンプンします。

このように場違いなオッサンが一人いるだけで、その空間全てが台無しになるのです。

そういう意味ではゴキブリとほとんど変わりません。

令和のオッサンは、自分が「場違い」になっていないか、絶えず注意を払うことが肝要でしょう。

文責:編集長原田