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2019.07.16

【闇営業の影響か!】カラオケ店の怪紳士

先日、あるカラオケ店で、かなりヤバイ紳士と遭遇しました。

顔が見えないので正確な年齢はわかりません。

なにしろその紳士は大きな個室をたった一人で占拠してマスクにサングラスという出で立ちなのです。

ハゲあがった頭だけが室内の薄暗い明かりの中で妖艶に輝いています。

散らかった頭髪に白髪が混じっているところを見ると、年の頃は50代か60代でしょうか。

それでいて、いかにも高そうなスーツに身を包み、ネクタイまでピシッと締めているのです。

なんちゅうチグハグ感。怪しいにもほどがあります。

ヤバイのは容姿だけではありません。

その紳士は曲が流れているのにマイクを持っていないのです。

ただリズムに合わせて激しく踊っているだけ。

それがあまりにも滑稽でブサイクなのです。

あまりの光景にしばらく部屋の外から紳士を観察していた私は、紳士のおかしな踊りが、ある一定の動作をしていることに気がつきました。

どんなに激しく踊っていても、必ずどちらかの手が股間を押さえているのです。

「ああっ!」

ついに私は「あること」に気がついてしまいました。

もしやこれは、あの伝説の宴会芸『カッポレ』の練習をしているのではないでしょうか。

いや、間違いなくこの動きは伝説のカッポレです。

ここでカッポレをご存知ない方のために簡単にご説明しましょう。

カッポレとは文政年間に流行した巷間舞踊を原点とし、昭和に宴会芸として大成しました。

その芸風は全裸姿で両手に盆を持ち「カッポレ、カッポレ」の掛け声に合わせて交互にタマキンを隠す離れ業を主としています。

一説によると、この「カッポレ」は会社の中でも社長以外の偉い人が「大トリ」でしか出してはいけない芸だと言われています。

なお、それを見ている女子社員は「キャー」などと言いながら両手で顔を隠し、指の隙間から芸を拝見するのが礼儀です。

ちなみに現在では多くの企業がコンプライアンス上の理由で宴席でのカッポレは禁止されているそうです。

そうなると、この怪紳士は間違いなくどこかの企業の役員クラスに違いありません。

しかしながら、そんな偉い人がなぜ、封印されたはずのカッポレを人知れず練習しているのでしょうか。

ここで、ある仮説が浮かび上がります。

もしかしたら、闇営業が社会問題化したことで、会社の宴席にみだりに芸人を呼べなくなり、社長や会長の命令で役員自ら「出し物」をしなければならないハメになっているのではないでしょうか。

だとしたら涙ぐましいにもほどがあります。

そういえば最近の若い衆は、ほとんどの方が宴会芸を持っていません。

率先して芸を披露したりすることもありませんし、何かをやれというと、すぐのチンコを出したりします。

そんなものは芸の風上にもおけませんし、即逮捕です。

しかし最近は、そのチンコすら出さない人がほとんどです。

そういうこともあって、近年は中高年が芸をして若手社員を喜ばせているなどというおかしな現象が、そこかしこの企業で起きているのです。

なんとも嘆かわしい。

しかし、逆に中高年層からすれば、そんな今がチャンスかもしれません。

宴会芸を身につけて他の会社に営業し「副業闇営業」で一旗揚げるのも良いかもしれません。

文責:編集長原田