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2019.04.26

【還暦放浪記】ホームレスの憂鬱

4月27日からゴールデンウイークが始まる。今年は最大で10連休になるとあって、世の中の人たちは「スペシャルゴールデンウィーク」などと称し、海外旅行の計画を立てたりなんかして今から浮かれているようだ。

しかし、ホントに輝くばかりの連休なのだろうか?

少なくとも私のような、いわゆる日雇い稼業の人間にしてみれば、そんな長期の連休などありがた迷惑としかいいようがない。それでなくとも仕事が減ってきている昨今だというのに、10日も休みが続いたら、冷夏の海の家か暖冬のスキー場みたいなもので、商売上がったりになってしまうではないか。

その点、サラリーマンはいいよなあ、何日休みが続こうとも毎月の給料は変わらないんだからね、とうらやましく思っていたら、どうやら現実はそうでもないらしい。年下のサラリーマンの友人A君に聞くと、

「10日間の休みは嬉しいですけど、そのために休みの前後が死ぬほど忙しいんですよ。昔だったら休みの間に1日2日、休日出勤すればよかったんですけど、最近は会社が休め、休めとうるさいから、それもできません。結局のところ仕事を家に持ち帰ってこっそりやるしかないですね。正直いって10日の休みなんて要らないくらいですよ」

と、盛んにボヤくのである。しかも、A君にいわせると、

「その上、女房と子供にはどこかに連れていけとせがまれています。連休中はどこに行っても人が一杯で混んでいるだろうし、何をするにしてもお金が高い。もう踏んだり蹴ったりでいいことなんて何もありませんよ。こんなことなら会社で仕事をしていたほうがマシです。今からホントに憂鬱です」

こんな話を聞くと、私みたいに家がなく、家族がいても別居しているほうがむしろ幸せなのかもしれないなあ。

ともあれ、世の中は平成から令和へと変わり、お祭りムード一色になっている。今回のスペシャルゴールデンウィークもその一環なのかもしれないが、何がそんなにめでたいのだろうか?

ひねくれ者の私には、ただただ居心地の悪さしか感じられないのである。

記事/快活60還暦ホームレス記者:清水