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2018.12.23

【医食同源】食わなきゃナニも始まりません

年も押し詰まった3連休の中日ですが、私は仕事で大阪に来ています。

大阪には久方ぶりに来たのですが、いろんな意味で腰を抜かしてしまいました。

まず最初に腰を抜かしたのは外国人の多いことです。大阪にはありとあらゆる国籍の方々が街中を闊歩しています。こりゃ東京の比じゃありません。

次に驚いたのは「飯」です。

大阪の飯は美味いとはわかっていたのですが、さらに輪をかけて美味くなっていました。ここまで美味いと、たとえ日本一働き者の浪速の人妻といえども家で飯をこしらえる気にもならないでしょう。当然、旦那もまっすぐ家に帰りたがらないのもむべなるかなです。こりゃ外食産業が盛んになるわけです。

しかも、この美味い大阪の飯に世界中の外国人が合体しているわけですからタイヘンです。よく観察しているとわかるのですが、海外からの旅行者の方々は日本人よりはるかに食うのです。

それは昼や夜だけではありません。朝から猛烈に食います。

その証拠に宿泊したホテルの朝食会場のバイキングも外国人旅行者で鉄火場と化していました。

もちろん、日本人の宿泊者がいないわけではありません。半分くらいは日本人客なのですが、その存在感が霞むほど、彼らは情熱的に飯を食っているのです。

日本人はといえば、ただ黙々と飯を口に運んでいるだけ。うっかりすると、いるかいないかもわからないほどです。

それほどまでに外国の方々は、飯にアクティブなのです。大人も子供も「まんが日本昔ばなし」でしか見られないような山盛り飯ですし、さらにそれを何杯もお代わりをしています。

私の隣にいた中国人女性2人組の旅行客も、綺麗な容姿に似つかわしくないほど朝から情熱的に飯を食っていました。

なにしろ山盛り飯に加え、彼女たちの皿の上にはバイキングで提供されたすべての食材が寸分の隙間もなく盛られていたのです。ここまでくると、もう和食も洋食もあったものじゃありません。彼女たちは、それを次から次へと口に運んでは「アイヤー」とか「ウーン」とか言いながら舌鼓を打っています。

そんな中、私は彼女たちの皿の横に鎮座している「納豆」に目が釘付けになってしましました。

外国の女性は納豆を食べた時、どんな反応をするのでしょうか。

気になって仕方がなかったので、自分の飯はとっくに終わっていましたがコーヒーなどを飲みながらしばらく観察することにしました。

案の定、彼女たちの納豆に対する反応はタマキンがデングリ返るほどのものでした。

まず驚いたのは、彼女たちが納豆をデザート扱いしていたことです。だからでしょうか。2人とも、箸ではなく、デザートスプーンを握りしめて納豆と対峙しています。

次に彼女たちはおもむろにパッケージを開くと納豆の匂いを嗅ぎ始めました。

「アイヤー、ウヒョヒョヒョヒョ」

2人で顔を見合わせて笑っています。もう臭くって、楽しくて仕方がないといった様子です。同じ臭さでも私のケツの匂いを嗅がせてもここまで喜んではくれないでしょう。納豆が羨ましい限りです。

「ヌチャリ、ネロップ、ネロップ、ポテグリ」

今度はデザートスプンでぎこちなく納豆をかき混ぜ始めました。

混ぜたことで彼女たちの席からは、さらに強い納豆の匂いが立ちのぼります。

「うぎゃぎゃぎゃ」

自分でかき混ぜたくせに、美女2人は納豆の匂いが強くなったことに驚いて鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしています。その様子が誰かに似ていると思ったら、ちあきなおみのモノマネをしたコロッケの顔でした。どこの国の美女であれ、目の前でコロッケ顔をされてはタマリマセン。私は爆笑を必死でこらえながら、早くも脱糞寸前です。

かなりしつこくかき混ぜた後、彼女たちはついに粘度の強くなった納豆を口の中に運びました。

「オヒョヒョヒョヒョー」

2人は口の中を呼吸困難になる程ネバネバにしながら、なにやらピャーピャーと歓喜の声をあげています。その食感がよほど気に入ったのでしょう。ペロリと1カップを平らげて、まだ食べたりなさそう顔をしています。

すると、どうでしょう。美女たちは納豆の「お代わり」に立ち上がったのです。

奇しくもここは商都・大阪。納豆苦手人間発祥の地です。幸いにもバイキングのテーブルには山ほど納豆が余っていたのす。

「グギャグギャ」

彼女たちは嬉しそうに複数の納豆カップをテーブルに持ち帰り、同じくカンターで入手した丼にその全てを投入。丼は納豆だけで「まんが日本昔ばなし」状態です。

そして今度は大してかき混ぜずに一気に口の中に流し込みます。

「ずるずるずるずるッ」

凄まじい音を立てて納豆丼を一気食いすると、2人は帰り際に納豆を数パック持って部屋に戻って行きました。

いやはや、それにしてもなんという食欲でしょう。美女は2人とも横幅は私の半分しかないのに、食っている量はゆうに2倍を超えています。

しかも、なんでも残さずよく食べます。私が察するに納豆を食べたのも、この日が初めての体験でしょう。感服です。清々しささえ感じてしまいます。

反面、日本人客ときたら、自分で取ってきた食べ物なのに残す人が多いこと多いこと。弱々しさすら感じます。これじゃあ、満足に屁やクソを出す力も湧いてきません。

この例にもれずして、最近の日本人は食うことに情熱や喜びが欠けているような気がします。

いつの頃からでしょうか。街の飲食店に行っても「んめっ! これうんめっ!」と言いながらガツガツ飯を食っている日本男児をすっかり見なくなりました。

これはイケマセン。

なぜなら、食うことに情熱がなくなるということは性(エロ)に対する情熱もなくなることで、性に対する情熱も無くなることは「生」に対する情熱もなくなるからです。

はっきり申し上げましょう。食うことに情熱がなくなったら人間は死にます。

逆に食うことに生涯、情熱を燃やし続けられる人は若々しくで長生きです。

どうなんでしょうかね。こんなに食の細い日本男児が増えてしまって。これから日本は世界で対等にやっていけるのでしょうか。

シニアの皆さん、食うことに情熱を燃やし、若返りと日本の明るい未来に貢献しましょう!

文責:編集長原田

追伸:若い者は食の細い輩ばかりだと思っていましたら、秋葉原に来ているアイドルファンの日本男児はなんでも好き嫌いをせず、よく食べる人種だということが判明しました。これで日本もひと安心です。