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2018.10.11

【人間性悪説】自動運転の落とし穴

人を見たら泥棒と思え!

あまり良い家庭で育たなかった私は、両親から絶えずこの言葉を吐きつけられて育ちました。

そのためでしょうか。どうもハナから人を疑ってかかってしまう傾向にあります。

ですから、女の人に「やらせてあげるよ」と言われても「ひょっとしたら美人局なんじゃないか」と、ついつい勘ぐってしまいます。

もちろん「今日は安全日だから」という女性の言葉も絶対に信用しません。

あと、スーパーのチラシなどで「安いよ! お得だよ!」などと書かれていると、欠陥商品か捨てる寸前の物なんじゃないかと疑ってしまいます。

悲しいサガです。

特に人々がスゴイスゴイと大騒ぎしているものを見ると、どうしても、その「裏」を考えてしまうのです。

悪い癖です。

それゆえにこの度のトヨタとソフトバンクが共同で進める自動車の「自動運転技術」にもいささかの不安を感じてならないのです。

そもそも、自動運転の車って時速何キロで走るのでしょうか。

もし、時速30キロ以下で走るのだとすれば非常に危険だと思うのです。

遅く走るのに危険だというと皆さん首をかしげるのですが、それは「彼ら」の存在を忘れているからです。

そう。当たり屋です。

どんなに最新鋭の車載モニターがついていたとしても人が運転していなければ、彼らの格好の餌食になります。

彼らの恐ろしいところは「子供」「当たり」に使ってくるところです。

たとえ、助手席や後部座席に人が座っていたとしても、人が運転していない車が子供を轢いたとなれば、どうしても車のほうが悪くなってしまいます。なぜなら、AIがやったことに対して、人は100%の正当性を主張できないからです。だって、どうしたら飛び出してきた人間の子供よりも電脳のほうが正しいと言えるのでしょうか。むしろ、そんな不測の事態に対応できなかったAIが悪いとなるのは当然です。

もし、無人のタクシーが街中を走ることになれば、事態はもっと深刻です。おそらく彼らは死んだ犬や猫を投げつけてきます。そして言うのです。

「うわぁぁぁ! ウチが家族のように可愛がっとった猫ちゃんがぁ。どないしてくれんねん!」

人工知能には飛んできたものが生きていたものなのか、死んでいたものなのか判断できないでしょう。そうなると、そこらじゅうで犬や猫の死体が飛び交うことになります。こんなオゾマシイことはありません。

無人タクシーには当たり屋以外にもさらにオゾマシイ災難が降りかかります。

それは、露出狂の変態カップルです。

運転手がいないことをいいことに変態男と露出狂女は後部座席や助手席でとんでもない破廉恥を展開します。

マジックミラー号でもない限り丸見えです。そうなると天下の往来を子供には見せられない変態タクシーが百鬼夜行のように闊歩することになるのです。なかには複数のタクシーをチャーターして、集団での「変態タクシーストリーキング」を主催する不埒な輩も登場するかもしれません。

そうなると、自動車メーカーやタクシー会社は当たり屋や変態の対応に追われることになります。せっかく無人になったのに有人の時以上の人を割くことになり、人件費は跳ね上がります。しかも、そのお金が当たり屋や変態対策のために使われるのですから、たまったものじゃありません。

今、世の中の技術開発や発明は、すべて「性善説」に基づいて進められています。この技術を悪用するような人はいないだろう。万人が喜んでくれるだろう。でもそれは「女性はみんな大きなチンコが好きだろう」と考えている私のデカチンの後輩よりも浅はかで危険なことではないでしょうか。

思い起こせば、今から30年前に世のため人のために発明された「ダイヤルQ2」というシステムもエロのためにしか使われませんでした。

トヨタとソフトバンクの社長同士がにこやかに握手を交わすシーンを見て、新しい悪の夜明けを感じてしまうのは私だけでしょうか。

文責:編集長原田