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2018.10.10

【芸術の秋】シニアのお洒落は言葉遣いから

体育の日が過ぎると街は一層、秋の雰囲気が高まっていきます。普段は人前で平気で屁をこいたり、痰を吐き飛ばしている我々シニアもちょっとばかりは文化的になる季節です。加えて、ちょっとしたお洒落をしたくなる季節でもあります。秋は人の心を豊かにする力があります。

しかしながら、年をとると何を着ても似合わなくなるのが現実。加えて急に屁を止めることはできませんし、痰だってめちゃくちゃからみます。挙げ句の果てに時節柄、髪の毛はどんどん抜け落ちていくのにもかかわらず、鼻毛と耳毛はガンガン伸びてくる始末。これじゃあ、どんなにお洒落しても埒が明きません。残された道は、せめて立ち居振る舞いだけでもなんとかしたいと思う苦肉の策です。

そこで今回、皆様にご提案したいのが「言葉遣いで洒落込もう」というものです。無駄に長く生きてきたわけですから、その時代時代に流行した言葉ぐらいはわかります。特に最近は若い娘たちを中心に「昭和ブーム」が巻き起こっております。下手にイマドキの若者が使う言葉に迎合するより、あえて、昭和時代に使われた死語を使うほうが「ナウい」と言われるに違いありません。

で、参考にしたいのがこの本です。

『昭和歌謡出る単1008語』(誠文堂新光社刊)

果たしてこれがどこの試験に出る単語集なのかはさておき、この一冊には昭和時代に流行歌の歌詞と紡がれた愛、恋、出会い、別れ、喜び、悲しみなどの言葉が1008語もひしめき合っているのです。おまけに挿絵があの昭和叙情絵の大巨匠・上村一夫先生だというのですから、タマリマセン。

ちなみにこの本はア行から五十音順に語句を並べる構造になっています。

取り急ぎ「ア行」だけをピックアップしてご紹介しましょう。

【ア】アデュー:恋人に別れを告げる粋な言い方。相手に「もう二度と会うことはない」という覚悟が感じさせる。(『君が好き』・『別れの鐘の音』などで使用)

【イ】イチコロ:ある魅力を目の前にして途端に参ってしまうこと。「一撃でコロッと」恋に落ちること。(『渚のシンドバッド』・『アッパレ!フジヤマ』などで使用)

【ウ】生まれる前から:スピリチュアルな方向から攻める強引な口説き文句。これを自信満々に言われるとうっかりそんな気がしてくる。(『命くれない』・『挑発∞』などで使用)

【エ】エトランゼ:恋人とのこの先の身の振り方がわからなくなっている自分を美化するときに使う。(『やさしい悪魔』・『夜霧のブルース』などで使用)

【オ】お気に召すまま:M体質の人が「自分を好きにしていいですよ」という気持ちを相手に伝える時の最高に気取った言い方。(『ROBOT』などで使用)

いかがでしょう。「ア行」だけでも男女の秘め事で使えるお洒落な言葉が満載です。また、昭和歌謡言葉は男女間だけでなく、くだらん上司との会話でも有効的に作用することは間違いないでしょう。収録の1008語をマスターすれば、男女の荒波、そして社会の荒波という試験に合格したも同然です。

文責:編集長原田

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