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2018.08.02

【快活60超人図鑑】強すぎる45歳の現役キックボクサー

去る7月29日の日曜日、東京は江戸川のタワーホール船堀で「キックボクシング界の悪魔王子」こと酒井秀信選手の凱旋試合があることを聞きつけたので取材に行ってきましたよ。

ナニを隠そう酒井選手は現在御年45歳。キックボクシング歴20年以上の超ベテランファイターなのです。すでに王子というよりは紳士といったほうが良いような気もしますが、こりゃ快活60としては、取材に行かないわけにはいきません。

当日行われた試合は11試合。酒井選手の試合はメーンイベントの11試合目です。

来場したお客さんのお目当はもちろん「悪魔王子」なのですが、その前に行われた試合やイベントも、なんとも味わい深いものでした。

例えば第5試合の「アルバイトくんVS社長“時給アップ争奪戦”」ではバイトくんと雇い主である社長がキックボクシングで対戦。バイトくんが勝てば現在の1200円の時給が1500円にアップし、負ければ減給というまさに「生活をかけた命がけの戦い」なのです。わずか300円をかけた死闘はお互いに殴る蹴るの応酬。お互いに一切、容赦しません。勝敗はどうあれ、後で遺恨が残らないか、とても心配です。

気になる結果はドロー。頑張ったバイトくんに社長がお情けで100円くらい時給を上げてくれるのかと思いきや、非情にも現状維持。社会の厳しさを身をもって若者に教えたのでした。

続く第6試合は、なんと江戸川区議会議員同士の「トークバトル」。江戸川区民を前にして2分2ラウンドの舌戦が繰り広げられるわけです。これはオゾマシイ!

よもや、子供が見たら泣き叫ぶような罵り合いになるかと思いきや、そこは流石にお互い大人。相手を気遣いながらの口撃はまさにスポーツマンシップに則った素晴らしい試合でした。

試合の合間も客を飽きさせません。パフォーマンスでは様々なアーティストが登場しました。

その中に以前、快活60で取材した中高年の星・アーティストのabe gakkさんを発見しましたので無理やりインタビューを依頼しました。

なんでも悪魔王子とは「飲み会で知り合った仲」なのだとか。いずれにしろ、こうしてシニアが活躍している姿は見ていて勇気と活力をもらえます。

abe gakkさんに快活60読者に向けてコメントもいただいてきました。

「酒井選手にしろ、僕にしろ、すでにベテランと言われる域に達していますが、これからが人生の本番ですよ。まだまだ若いモンには負けられませんね。読者の皆さんも、やりたいこと、好きなことはどんどんやってみてください。必ず新しい扉が開くはずです」

インタビューの後、abe gakkさんは、2曲を熱唱。さずがキングレコード所属のプロの歌手。歌声が五臓六腑に染み渡ります。

また、この日は感動的なシーンを見ることもできました。酒井選手と同じ年の2人の選手の引退試合が行われたのです。杉木応臣選手と中村篤史選手です。

▲杉木選手(上)と中村選手(下)

両選手とも肉体はそんじょそこらの若者と比べてもまったく見劣りしていませんが、寄る年波もあるのでしょうか。善戦虚しくお二人とも敗れてしまいました。

しかし、2人のベテランファイターがバリバリの現役選手に果敢に向かっていく姿は、同世代のシニアばかりでなく、見る者すべてに勇気と感動を与えたことは間違いありません。

まるで竜宮城にいるかのごとく、あっという間に時間は過ぎて、いよいよ悪魔王子・酒井秀信選手の試合の登場です。セコンドはTEAM⭐︎LEGEND。メンバーのほとんどが酒井選手と同時代に活躍した日本ランカーやチャンピオン。このメンバーを拝めるだけでも往年のファンからすれば垂涎ものです。

相手は酒井選手よりもひとまわり以上も若い、「ぎーだ。」選手。常識で考えれば四十路VS20代ですから、若いほうが勝つに決まっています。しかも、この試合は相手に合わせた「ボクシングスタイル」ということです。キックを封じられた悪魔王子からすれば圧倒的に不利な状況に違いありません。

ところがどうでしょう。酒井選手がまるで悪魔のように攻めまくっているじゃないですか。

四十路ファイターの圧倒的な気迫についに「ぎーだ。」選手も戦意喪失。2ラウンド目にとうとうダウンをしてしまいました。

もちろん「ぎーだ。」選手も勇敢に戦っていましたよ。こういう若者がたくさんいれば、これからのキックボクシング界は安泰でしょう。問題は酒井選手が強すぎることです。若手の選手たちは、まずはこの悪魔超人を超えなければいけません。

実際、酒井選手も試合後にリング上でマイクを握りながら、こう叫んでいました。

「おい、若い選手たち! いつまでも俺を頂点に立たせてちゃダメだよっ!」

いや~。そうは言いましても、アナタ、強すぎます。

しかし、なんで酒井選手は我々と同世代なのにこんなに強いんですかね? その秘密を探るべく、試合後にインタビューをさせていただきましたよ。我々世代にはとってもためになるお話をお伺いすることができましたよ。

「やっぱり、体力や反射神経は若い頃より落ちてますよ。練習量も減ってますしね。そもそも以前より集中力が続きませんもん。だから短い時間で集中して練習していますね。

あと、それを克服するために最新のスポーツ医学に頼ってますね。相手と戦うためには、まず先に自分の老いと戦わなければなりませんから(笑)。

でね、今はサプリがものすごく発達しているですよ。あと、俺が若い頃には筋トレなんかも、インナーマッスルとか体幹なんて考え方はなかったんですが、今はそれが主流ですよね。そういう最先端のスポーツ医学を取り入れることでなんとかやってるんですよ。あとは智恵と経験で勝負ですね」

酒井選手の話を聞くと、最先端のスポーツ医学を取り入れながら効率良く運動すれば、我々シニアもまだまだイケそうじゃないですか! 希望が持てます!

酒井選手ご自身は練習生でもありますが、不定期で指導もしていらっしゃるようです。

『シーザージム新小岩』です。

実際、ここには多くのシニア層が通っているそうですよ。

「この年代になると生活に上げ下げがないと仕事も家庭生活も、もたないですよね。ウチに来る中高年の方々もジムでサンドバック殴って、家帰ってビール飲んでるっていう方がほとんど。私もそのうちの一人ですけど実際、お父さん連中には、いいストレス解消になっているみたいですよ」

この夏、なんか運動して成人病体質を変えたいと言う方はキックボクシングを始めてみてはいかがでしょう。年齢制限はありませんし、護身にもなりますよ。

【お問い合わせ】

シーザージム新小岩

123-0023

東京都葛飾区新小岩1-17-12 浅野ビル1階

03-5670-5543

文責:編集長原田

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