【新感覚発見】シニアに「聞くだけ」は大切です
東京オリンピック・パラリンピックを直前に控え、こんな私でも何かのお役に立てればと、英語と中国語を習い始めました。
習い始めたと言っても、アメリカ人や中国人の先生についたわけではなく『スピードラーニング』を始めたのです。
「聞くだけで話せるようになる」というのが、なんとも眉唾モノでしたが、勉強が苦手な私にとっては、「聞くだけ」というのは非常に魅力的なキャッチフレーズでした。
そういえば、これまでも「~するだけで」という謳い文句の商品を私は数々購入してきました。
寝るだけで~。
ぶら下がるだけで~。
腹に貼るだけで~。
一粒飲むだけで~。
チ●ポに貼るだけで~。
それなりに効果があったものもありましたし、まったく使い物にならなかったものもありました。
今回の「聞くだけ」がウリのスピードラーニングはどうなんでしょうか? シニアの私にも若い人たちと同じように効果はあるのでしょうか。
多少の疑いを持ちながら、すでに習い始めて3カ月が経過しました。
その結果、まだ話すことはできませんが、何を言っているのかだいぶ聞き取れるようになってきたのです。
これは私にとって、まるで「聞き耳頭巾」を与えられたような新感覚でした。
これまで街中でワチャワチャ騒いでいた中国の旅行者や欧米の旅行者が何を言っているのかわかるようになってきたのです。
察するに、私にとって「聞くだけ」という学習法は思いのほか、効果があったわけです。
こうなると「聞くだけ」という学習法をもっともっとほかのジャンルにも高めたいと思うのが人間のサガというものです。
そこで、まずは最近すっかり元気がなくなってしまった「下半身の強化」にこの学習法を応用することにしてみました。
AVを観るのではなく、聞くだけで鑑賞してみたのです。
作品の中の男女が、どんな猥褻なことをしているのかを想像しながら目を瞑って聞くだけ。端から見れば、頭がおかしくなったのかと思われるような愚行ですが、これがかなり興奮します。
実際、画面で映像を見ているよりも数倍、エロい気分に浸れるのです。
こりゃ、大変な発見です。下半身だけでなく、スピードラーニング効果で脳も活性化しそうです。
しかも、この方法だと1本のAVが2度楽しめます。
まずは、声だけで作品を楽しみます。
その後、今度は目を開けて作品を「見て」観賞するのですが、この時、多くの驚きと感動があります。
声はものすごく色っぽかったのに実際の女優さんは腰が抜けるほどブスだったり、若々しい声の女優さんが、塩辛のような婆さんだったり、逆に声は大したことないのに絶世の美女だったりするわけです。
そして真実を知った時、さらなる興奮を味わうことができるのです。
そういえば、昔『エロテープ』なるエロアイテムがありました。エロビデオの台頭により、いつの間にか姿を消してしまいましたが、思い起こせば、結構興奮したものです。
そこには顔の見えない女性がいて、聞き手は想像力を逞しくする隙間があったわけです。
現在、何もかも見えてしまう世の中になり、我々シニアも想像力が欠如しているような気がします。
一度、足を止めて耳を澄まし「聞くだけ」という行為に集中してみてはいかがでしょう。
脳の活性化につながるばかりでなく、健康増進、ストレス解消、そして認知症の予防につながるかもしれません。
文責:編集長原田