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2018.04.15

【還暦放浪記】ホームレスのPR

今やホームレスにまで落ちぶれてしまった私ではあるが、一応、それなりの仕事はやっている(と自分では思っている)。

出版不況のあおりを受けて多くのライターが仕事を失い、意に沿わない転職を余儀なくされている現状にあって、私は恵まれているほうだとも思う。

先日も私にとって5冊目となる新著が集英社新書から発売された。

というわけで、双葉社ではなく他社であるのは大変心苦しいのだが、今回はPRをさせていただこうと思う。

タイトルは『「東北のハワイ」は、なぜV字回復したのか スパリゾートハワイアンズの奇跡』である。

スパリゾートハワイアンズは皆さんもよくご存じだろう。われわれ中高年には常磐ハワイアンセンターといったほうが分かりやすいかもしれないが、福島県いわき市にある「ハワイ」をテーマにした温泉レジャー施設だ。

昭和41年の開業以来50年を超えた今でも年間150万人もの来場者を集めるほどの人気施設であるハワイアンズは、東日本大震災の影響で2011年度の利用客は38万人に激減。一時は施設の再開さえも危ぶまれたが、震災翌年度には早くも140万人に回復、2013年度は震災前の150万人に戻った。まさに「奇跡のV字回復」を果たしたのだ。

本書は震災から復活までの秘密を解き明かすとともに、創業時にまで遡って逞しい企業風土の遺伝子を掘り起こした1冊だ。

フラガールの華麗なショーの裏側に隠された企業の地道な努力の数々は企業経営者には大いに参考になるだろう。価格は720円+税。手前味噌ながら、買って損はない本に仕上がったと思っている。

ちなみに、私はなぜこの本を書いたのか。その秘密も本書の中で明らかにしている。ご興味のある方はぜひご一読願いたい。

といったところで、拙著のPRをさせていただいた今回はいつもよりぐっと短く、この辺で終わりにしよう。なぜなら、私は「分をわきまえている」からである。

『「東北のハワイ」は、なぜV字回復したのか スパリゾートハワイアンズの奇跡』(集英社新書)

記事/快活60還暦ホームレス記者:清水一利

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