【アンケート調査】中高年が最も好きな酒の肴
私も含め中高年が大好きなお酒。
その酒に欠かせないものといえば「つまみ」です。
金持ちの艶福家なら「女体盛り」と洒落込みたいところですが、庶民には遠い夢の話です。
女体盛りが叶わぬ夢である以上、快活紳士はどんな肴で酒を楽しんでいるのでしょう。興味津々です。
そこで、この度『快活60』編集部は『週刊大衆』の協力を得て、全国の中高年を対象に「一番好きな酒の肴」をアンケート調査してみました。
ご協力いただけたアンケートの総数はなんと723人分! 皆さん、本当にお酒が好きなんですね。
それでは早速アンケート結果をご報告します。
まず、全国的に最も人気が高かった肴は「イカ」でした。パフパフ。
特に北海道や東北、関東のエリアでは人気が高く、なかには「イカがなくて酒が飲めるか!」(北海道・54歳)や「酒のつまみといえば昔からイカと決まっとる」(青森県・62歳)というご意見も出るほど。
また、メタボ世代ゆえにこんなご意見もありました。
「アタリメがあればそれだけで腹が膨れて余計な物を食べなくて済む」(東京都・58歳)
「とにかくカロリーが少ないのがいい。生でも煮ても焼いてもカロリー控えめが嬉しい」(宮城県・49歳)
また、「イカ好き」の方々の酒の趣向を見ると、日本酒や焼酎派が多いのも特徴的でした。
イカの次に人気があったのが焼き鳥。こちらは晩酌派というよりは、お店で飲む派が多く、ほとんどの方が「行きつけの焼き鳥店」を持っているとのことでした。
また、焼き鳥が好きな方々は、一人飲みより「仲間と一緒に」というケースが多いようです。
こんなご意見をいただきました。
「とり分ける必要がないのがいいよね。あと、いろんな種類があるから飽きないしね」(静岡県・49歳)
「焼鳥屋さんの雰囲気がいい。目の前で焼いてもらう時の匂いと煙がより一層、酒を美味くする」(神奈川県・55歳)
今回の調査では中高年に人気のつまみは「イカ」と「焼鳥」が突出していましたが、少し年齢が下がると「唐揚げ」というご意見も目立っておりました。
また、各地方ごとの特色も現れていましたので、少数意見ですが、ご紹介します。
北海道:ホッケ、チーズ、ニシン漬け
青森:ハタハタの田楽、ニシンの押し寿司
岩手:メヒカリの一夜干し、板尾の油揚げ、湯豆腐
秋田:シメサバ、ハタハタ
山形:酢の物
宮城:茄子の炭火焼、カキフライ、ホヤの刺身
福島:イワシのつみれ、イカ人参、ニラ玉味噌
茨城:からすみ、ナッツ類、枝豆
栃木:鮭とば、湯浜料理(日光)、松前漬け
千葉:もろみ味噌、鯨のタレ、落花生
群馬:トンビ(イカの嘴)、エイヒレ
埼玉:味付け卵、パクチー、納豆巾着
東京:とんかつ、谷中生姜、おでん
神奈川:餃子、鯨ベーコン、ちくわ、鯵のなめろう
山梨:おから、マグロのぶつ切り
静岡:桜エビ、鯵のひらき、わさび漬け
長野:ホタテの貝柱、焼きフグ、チーズ鱈
新潟:刺身、アワビ、サザエ、佐渡の寒ブリ
石川:イワシのぬか漬け、チーズちくわ
富山:ブリの照り焼き、鱈の白子
福井:チャンジャ、小鯛の笹漬け
愛知:どてやき、ジャガバター、里芋とイカの煮物
岐阜:ウニの塩漬け、かまぼこ
三重:刺身、どてやき
奈良:丸めぼし、生ハム、ソーセージ
滋賀:鳥皮餃子、イカ天、
和歌山:エビの唐揚げ、酒盗
京都:魚の煮付け、ごぼうの唐揚げ
大阪:だし巻き玉子、たこわさび
兵庫:なまこ、カレーせんべい、牡蠣の塩辛
岡山:きゅうりのわさび漬け、カワハギの干物
鳥取:スモークチーズ、落花生
広島:牡蠣、柿の種、豆腐
山口:ヒラメの刺身、フグ
香川:鯖の味噌煮、黒豚のしゃぶしゃぶ
高知:カツオのたたき、馬刺し
愛媛:味噌豆腐、蟹味噌
徳島:豆腐鍋、ローストビーフ
福岡:明太子、チーズかまぼこ、からすみのほぐし
佐賀:ハゼの刺身、蟹味噌
大分:ホホタレ(魚)、砂ズリと小ネギの酢の物
熊本:太刀魚、からすみ大根
長崎:なまこ、筑前煮
宮崎:地鶏、椎茸のホイル焼き
鹿児島:黒豚、エイヒレ
沖縄:海ぶどう、豆腐と小魚の塩辛
なかには必ずしもご当地ではないものもありますが、皆さん、つまみに対して熱い思いを語ってくれました。
本当にありがとうございます。
連休でお出かけの際は、それぞれの場所の酒と肴に舌鼓を打ってみてはいかがでしょう。最高の贅沢が楽しめるはずです。
文責:編集長原田