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2018.03.23

【還暦放浪記】ホームレス悟り編

思いがけなく始まったホームレス生活も早いもので間もなく4カ月目に突入しようとしている。

最初はせいぜい1カ月、長くても2カ月と考えていたのだが、まさかこんなに長くなるとは自分でも思っていなかった。

しかし、人間は誰しも、いざとなれば本来生まれ持っている適応能力を発揮するのだろうか。私も本業のライターとしての仕事をやりつつ3日に一度のマンション管理人稼業をこなし、泊りはマンションの管理人用簡易ベッド~ホステル~ネットカフェの繰り返しである。このパターンがすっかり板につき、今ではそれが当たり前になってしまった。

現在の生活は100%快適とはいえないけれども、だからといって、これといった不便なことがなければ不満もない。むしろ逆に今までの人生で体験したこと、味わったことのないことばかりで、毎日をそれなりに楽しんでしまっているくらいだ。

ところが、こうなってくると、どのタイミングで、いつどうやって今の生活に終止符を打ち、以前の生活に戻ったらいいのか、それが自分でも分からなくなってきた。

というか、この調子では半年でも1年でも、いや、ヘタをすると2年でも3年でも現在の生活スタイルを続けてしまうのではないか。元の生活には戻れないようなカラダになってしまっているのではないか。

そんな恐ろしい気さえしてくるのである。

同年代の昔からの友人がいる。彼は最初のうち私の行動を面白がって喜んで見ていたのだが、その彼が、最近になって真面目な顔で私にこう言った。

「お前さ、自分では何も感じていないかもしれないけど、肉体的にも精神的にも目に見えない疲れが絶対に溜まっているはずだぞ。今のままでいたら、遅かれ早かれいずれパンクしてしまうに違いない。だから、そうならないうちに1日も早く決まったところに落ち着いたほうがいい」

そういって忠告してくれたのである。

たしかに友人が心配している通りだろう。私自身もそう思う。こんなイレギュラーな生活は何カ月も続けるものではない。ましてや私は若くない。還暦すぎの初老の男なのだ。それでなくともカラダのあちこちにガタが出始めているのだから。

ところが、正直にいってしまうと、自分としてはそうした危機感が全くといってもいいほどないのである。何とかなるだろうと楽観さえしている。だから、自分自身のことながら始末に負えないのだ。われながら何とも困ったものである。

さて、これから先、私はいったいどうしたらいいのでしょうか? 賢明な読者諸氏にぜひともアドバイスをいただきたいところである。

記事/快活60還暦ホームレス記者:清水一利

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