【春のモテ道】目病み女に風邪ひき男
ところで、皆さんは「目病み女に風邪ひき男」という言葉を知っていましたでしょうか。
目を患って瞳が潤んでいる女性と風邪をひいて弱っている男性には妙な色気があるという意味です。
事実、完璧な美しさより、少しアンバランスなほうが人を魅了するということは多々あります。女性の八重歯や片えくぼなんかがその典型的な例と言えましょう。
本来は「歯並びが悪い」、「笑顔のバランスが悪い」と言われかねない短所が、逆にその人のチャームポイントになってしまったりもするから不思議です。
そういえば、私にも思い当たる節があります。小学校6年生の時、半ズボンの横からいつもキンタマをはみ出させている優等生がいたのですが、こいつが妙に女子にモテるのです。
普通は、本人に悪気がなかったといえども、小学校の高学年にもなってキンタマを出している輩など変態以外の何者でもありません。しかし、キンタマを出したそいつの周囲には絶えずカワイイ女子が集まり、あれやこれやと世話を焼いていたのです。
彼が優等生だからモテたのか、それともキンタマを出していたからモテたのか、今となっては確かめる術はありませんが、これも「目病み女に風邪ひき男」の論理といえるでしょう。
さて、なんでこんな話をさせていただいたかというと、今が「花粉症」の最盛期だからです。
苦しんでいる当のご本人には大変申し訳ないのですが、花粉症の女性を見ると、妙な色っぽさを感じてしまいます。
想像してみてください。
普段は凛としている女性が涙と鼻水を垂らして苦悶の表情を浮かべ、喘ぎ声をあげながら顔を歪めているのです。
美人のこんな表情は、よっぽどのドMプレイでもしない限り拝むことはできません。
そして、この時期、そんなドM調教顔の女性が街のあちこちにいるのです。思わずコーフンしてしまうのは、私だけではないでしょう。
あれ? ちょっと待ってください。もしかしたら、逆も然りかもしれませんよ。
ひょっとしたら、女性のほうも男性の花粉症顔にムラついているかもしれません。
そこで、女性の発情事情に詳しいライターにお話を聞いてみました。
私「花粉症の男性を見て、女性が発情することってあるんでしょうか?」
発情ライター「もちろん発情します。弱っている男性は女性の母性をくすぐりますからね。
特に普段から“しっかり者”と言われている女性にその傾向が強いですね。ただし、そこには厳格な発情条件があります」
私「厳格な発情条件とは?」
発情ライター「普段は強く、頼り甲斐がある男性であるということです。女性の発情にギャップは必要不可欠なのです。普段から病弱な男性が花粉症になったところで、女性の発情スイッチは点灯しません。
それは、変態野郎が女性の前でチンポを出しても発情されないのと同じことです」
私「なるほど。花粉症で女性を発情させるには、普段からオスとしての強さを持っていなければならないということですね。
しかし、今の世の中、なかなかそういう男性はいません。ちょっと遠い世界の話になってしまいますね」
発情ライター「ご安心ください。誰にでもできる簡単な作戦があります。
それは普段から“清潔”をアピールすることです。
いつも清潔な男性が鼻水や涙で汚れた姿も女性からすればそれはまごうことなきギャップです。心ならずも発情してしまうでしょう」
いかがでしたか?
「目病み女と風邪ひき男」の論理、お楽しみいただけたでしょうか?
このように考えるといつもは憂鬱な“花粉”も少しは楽しくなりますよね。明日は本日の冷え込みとは打って変わって暖かくなり、花粉が大量飛散するそうです。会社に行かれる方は、頭髪をビシッとワックスでかため、ノリの聞いたシャツとアイロンがきちんとかかったスーツを着用してお出かけしましょう。
花粉症が酷ければ酷いほど、発情した女性がワサワサ集まってくるに違いありません。
文責:編集長原田