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2018.02.18

【報道研究】「一言お願いします」はやめたほうが良いと思います

平昌オリンピックも、いよいよ終盤に入り、日本選手団のメンバーも徐々にではありますが、帰国し始めています。

空港では連日のように取材陣が待機し、帰国する選手の労をねぎらったり、感想を聞くためにマイクを向けたりしています。

選手も、それを取材してきたメディアの方々も本当にお疲れ様です。

うちの会社のように、テレビの前で記事を書いているような週刊誌からすれば心底、頭の下がる思いです。

そんな方々に水をさすつもりは毛頭ないのですが、テレビのリポーターの中には、よく取材対象者に「一言お願いします」とマイクを向ける方がいらっしゃいます。

あれ、やめたほうが良いと思います。

なぜなら、「一言」と言われると、どうしても「マ●コ」とか「セ●クス」と言いたくなってしまう人間が少なからずいるからです。

もし、生放送でそんな発言が飛び出したら、瞬時にして「報道事故」です。

実際、私の大学時代の同級生たちに「一言お願いしますと言われたら、なんと答えるか」と聞いたところ、10人中9人がワイセツな言葉を発しておりました。

かくいう私もその一人です。

おそらく、取材対象者の中には、それがテレビだから、必死になって淫語を押し殺している者も少なからずいるはずです。

もし、そんな輩に少しでも酒が入っていたら、何を口走るかわかったものではありません。

それほどまでに「一言」というのは恐ろしい質問なのです。

リポーターからすれば、「一言」は「取材対象者に何もできなかった」ということを映像的に避けたいがために発する「定番の言葉」かもしれませんが、その発言の裏には「何も答えが返ってこないこと」を想定しているはずです。

その証拠に「その言葉」は取材対象者が記者陣から逃げるようにソノ場を後にするときによく使われます。

直近で言えば「貴乃花問題」のときによく使われておりました。

「親方、一言お願いします」

もし、あの時、貴乃花親方が「マ●コ」と発していたら、お茶の間にどんな映像が流れていたことでしょう。

年寄りは腰を抜かし、孫や子供達は泣き叫び、人妻たちは一斉に発情していたに違いありません。

考えるだけでオゾマシイ光景です。

実は、この「一言」質問は、読者の皆様にとっても他人事ではないのです。

「一言」は家庭やオフィスでは「何とか」に変換されます。

皆さんにも身に覚えがあると思いますが、部下がヘマをした時に、こんな言葉を使ったことはないでしょうか。

「何とか言ってみろ!」

言った本人は、部下から何も答えが返ってこないか、「スミマセンでした」という謝罪の言葉が返ってくることを想定しています。

しかし、もし、部下が「マ●コ」と返してきたら、どう対処すれば良いのでしょう。

完全に手詰まりです。

それどころか、人間関係はその一言で終焉を迎えることでしょう。

もちろん、それが逆の立場になっても同じです。

例えばこんな状況です。

あなたの浮気が発覚して奥方が激怒しています。

「黙ってないで何とか言ってみなさいよ」

金切り声をあげる奥方。

「マ●コ」

この時点で何もかもおしまいです。

こんな状況に置かれてシラフで淫語が言える人間も、どうかしていますが、相手にそのような隙を与えてしまう「質問の仕方」にも問題があります。

最近は「空気を読む」ことができない人間が増えているといいます。

ゆえに、こちらの質問に対して相手が、どんな答えを返してくるか皆目見当もつきません。

メディアも、我々中高年も相手が答えを導き出しやすい質問をすることが肝要です。

文責:編集長原田

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