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2018.02.16

【還暦放浪記】ホームレス新キャラ発見編

2か月もホームレス生活を送っていると、実にさまざまな人と知り合う。

先日、図書館やネットカフェでよく出会うAさんとBさんのことを紹介したが、2人とも野宿するまでには至っていない。だから、本当の意味でいえばまだまだ「本物」とはいいがたい。

その点、今回登場するCさんは基本的には公園や路上で寝泊まりをしている正真正銘のホームレスだ。

今年67歳のCさんがこうした生活を始めて15年になるという。話を聞いてみると実に興味深い。

「サラリーマンをやっていた時期もあるんだけどさ、オレは人と付き合うのが苦手な人間でね。どんな会社に勤めても長続きしないんだよ。

それで派遣で仕事をやっていたんだけど、リストラにあって、50歳を過ぎていたから次の仕事なんてそう簡単には見つからず、気がついたらこのざまさ。

でも1人で気楽でいいから、こんな生活も悪くないなあと思っていたら、15年経っちゃった。

今、仕事はアルミ缶を集めて売っているんだ。

でも、今は地域ごとに資源ごみとして回収していることもあってさ。昔に比べるとなかなか集まらないんだよ。

それに、アルミ缶自体の値段も安くなっちゃって、家庭用の45ℓのごみ袋があるだろう。あれに一杯に入れて業者のところに持っていっても買取価格はせいぜい320円から330円くらいのもんだよ。

だから、日に1000円稼ぐにゃ大変なんだ。それでも大量にさばけていつもより多く稼いだ時にはカプセルホテルかネットカフェに泊ることにしている。いつもは外に寝ているからね、オレにしてみれば、雨風をしのげるだけでもどっちも天国だね。あー幸せだなって心の底から感じるよ。

世の中の人は、ホームレスというとボロボロの服を着て、臭くて汚くてというイメージを持っていると思うんだ。中にはそんな奴もいるけど、たいていのホームレスはもっとパリッとしているよ。オレだって毎日とはいわないけど、ちょこちょこ風呂にも入っているし、身ぎれいにしようと努めている。

そうじゃないと、金が入った時にネットカフェに泊ることができなくなっちゃうからね。

洋服? ゴミ捨て場に行くとまだ着られる新しい服が結構捨ててあるから、それを拾ってくるんだ。時には本当にびっくりするくらいの量の服が捨ててあることもあって、その時はデザインとか色とか、自分の好みの服を選んで持ってくるんだよ。いくらホームレスだといっても、自分の趣味に合わない洋服は着たくないもんなあ。まあ、この辺は譲れないオレのプライドだね

Cさんの話はまだまだ終わらない。面白いので、続きは次回に……。

記事/快活60還暦記者:清水一利

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