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2018.02.10

【酒と男女】最近の若者たちの飲み会が変態ぽいのです

先日、珍しく若い人たちに酒に誘われました

この年になると、たとえ「金ヅル」にされたとしても声をかけてもらえるのは嬉しいものです。

そこでさっそく彼らに「何が食いたい」かと聞いてみたところ、妙なことをのたまうのです。

スカイプ飲み会なんで、食べる物はそれぞれ自由です。好きなモノを買って8時にパソコンの前で待っててください

スカイプ飲み会???

スカイプ会議は聞いたことがありますが、スカイプ飲み会は初めて聞きます。

聞くところによると、彼らはいつも、まっすぐ家に帰り、風呂に入って、いつでも寝れるように準備した後で、PC回線を使って初対面の女子と飲み会をしているというのです。

あわわわわ。一体、そんな飲み会の何が面白いというのでしょう。酔ったふりして隣に座った女の尻一つも触れないではないですか

しかしながら、どうして彼らはそんな飲み会にワシのようなオイボレを誘ったりしたのでしょう。

「いや~。これまで何人も初対面の女の子たちと飲み会をやっていたんですど、僕らだけだと、いまいち盛り上がりに欠けるんですよ。やっぱり少し様子のおかしい人がいたほうが盛り上がるんですよね」

様子のおかしい人。

言い換えれば変態ということでしょうか。

そういえば昔、『パンチDEデート』という男女5対5の合コン番組があって、いつも5番に位置する男女は少し様子がおかしかったことを記憶しております。

おそらく彼らは、私にその「5番」的な立ち位置を求めているのでしょう。

理由はどうあれ、若い人に求められているということは年寄りにとっては嬉しいものです。

結局私は、「知らない女子との飲み会」という危険で甘美なキーワードにほだされて、彼らの言うままにスカイプ飲み会なるものに参加することにしたのです。

夜8時。定刻を少し回った頃から、その珍妙な「飲み会」は始まりました。

分割された画面に映るよく知る男子と知らない女子。

相手は3人でした。

若い女性が2人と……ん? 1人、目が血走ったデブがいます。

どうやら先方も盛り上げ効果を期待して、様子のおかしいオバハンを投入してきたようです。

男性陣が哀れなぐらいドン引いているのが、画面を通してでもわかります。

1人の男子なぞ、今にも念仏を唱えそうな恐怖と悲痛に満ちた表情をしています。

しかし、それはお互い様のようでした。

なぜなら、女子2名の顔も心なしか、こわばっていたからです。

おそらく、先方の若い女性2人も画面に映る禿げ散らかったオッサンの登場失禁寸前の恐怖を味わっているに違いありません。

まずは、若い者同士がお互いの自己紹介なんかを始めます。

それを見ながら目が血走った熟女と禿げ散らかった私は、「年長者の余裕」を見せつけようと、「ウンウン」と言いながら、微笑ましい笑顔を若者たちに送ります。

しかし、不思議なこと「5番」的な2人の微笑みは画面を通すと不気味な薄ら笑いにしか映りません。

もう完全にホラーです。

そしてさらに恐ろしいことが起こります。

小便に行きたくなってしまったのです。

年長者は若者より、トイレが近いのです。

実は、私は画面に映る上半身こそスーツを着ていましたが、下半身はパンツ一丁です。

しかも、イマドキ汁男優しか履かないような白いブリーフという有様でした。

上手にフェイドアウトしないと大事件に発展することは火を見るより明らかです。

ううううう……。

一体、どうすれば良いのでしょう。

しかも、この飲み会、トイレに行くことを全員に申告しなければなりません。

いい年をして、たかが小便で注目を浴びるのはまっぴら御免です。

そこで、何も言わずにフェイドアウトすることにしました。

まずは横向きに倒れ、腹ばいに寝そべり、匍匐前進でトイレに向かいます。

幸い、禿げ散らかったオッサンの姿が見えなくなったことに誰も気づいていないようです。

しかしながら、自分の家でこんなにスリリングな思いで小便をしたのは生まれて初めてです。

結局私は、何事もなかったようにまた画面に登場することに成功しました。

するとどうでしょう。今度は目が血走ったオバサンが急に画面から姿を消したのです。

オバサンの画面が小刻みに震えています

おそらく私と同様に画面の下で匍匐前進をしているに違いありません。

でも、ちょっと待ってください。

それは先方も私と同じく下半身に「難」を抱えていることを意味するのではないでしょうか。

考えたくはありませんが、先方は何も履いていないかもしれません。

もしそうだとしたら、この飲み会はとんでもない変態が2人も闖入していることになります。

あわわわわわ!ナムアミダブツナムアミダブツ。

酔いが一気に覚めてしまいそうです。

そのうち今度は若い女の子の一人が急に立ち上がりました。

見ると、部屋着の短パンに生脚です。

「おおっ!」

男たちの声にならないドヨメキが画面に広がります。

一方、私と結膜炎は相変わらず姿を消す方式。

スカイプ飲み会は、いつしか若い女性がトイレに立つ「お楽しみタイム」と変態男女が急に姿を消す「アングラタイム」が入り乱れ、カーマスートラ状態です。

こんなことを繰り返しながら、スカイプ飲み会は幕を閉じました。

現在、この方式は若者の間で、かなり流行しているそうです。

今回、参加してみてわかったことは、実際に会って飲み会をするよりも興奮するということです。

しかも、やりようによっては極めて変態チックです。

なぜなら、男も下半身の部分が画面に映らないからです。

「下」で何をしているかなんてわかったもんじゃありません。

今後、上は正装、下は全裸が定番になるような気がして仕方ありません。

さらに男は電動フグ、女は電動コケシを仕込んで会に臨めば……、考えただけでもオゾマシイ話です。

もし、皆さんが若者からスカイプ飲み会に誘われたら、臆せず参加してみましょう。

文責:編集長原田

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