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2018.01.20

【週末特集】銭湯とスーパー銭湯の違い

今や減少の一途をたどる銭湯に代わって、銭湯を超えた銭湯、いわゆる「スーパー銭湯」が人気になっている。

その名の通り、スーパー銭湯は銭湯の形態の1つではあるが、きちんとした定義がなく、健康ランドとの違いも明確されていないのが現状だ。

そもそも銭湯は「公衆浴場法」という法律で「普通公衆浴場」に分類され、「日常生活における保健衛生上必要な入浴のために設けられた公衆浴場」と定義づけられ、都道府県やエリアごとに大体の料金が決められていて、それ以外の料金では営業できないことになっている。

これに対して、スーパー銭湯は「公衆浴場法」では銭湯とは異なり「その他の公衆浴場」に分類され、保健衛生管理上に最低限必要とされる以外のサービスも提供できる浴場施設と定められている。

ちょっとややっこしいが、要するに銭湯は「毎日の生活のために入る日常的な風呂」であり、スーパー銭湯は「楽しみやレジャーとして入るための風呂」といったら理解しやすいかもしれない。

こうした解釈があるせいか、銭湯は浸かるための湯船だけなのが一般的だが、スーパー銭湯にはジャグジーなどさまざまなタイプの風呂やサウナ、岩盤浴を設けたり、近くの温泉からトラックでお湯を運んできたりしているところもあれば、食堂、カラオケボックスなどの付帯施設を併設しているところもあるというわけだ。

そして、銭湯とは異なるため、スーパー銭湯の料金は自由に設定できるのであり、「普通公衆浴場」の部分と「その他の公衆浴場」部分の料金を分け、それぞれ別々の料金を設定しているところもあれば、「普通公衆浴場」の料金だけで全ての施設を利用させているところもあるし、中にはスーパー銭湯といって料金は高く設定しておきながら、内容はごく普通の銭湯と変わらないところもある。

また、営業時間もまちまちで、その辺りも千差万別だ。

ちなみに驚くことが1つ。ソープランドもスーパー銭湯と同じ「その他の公衆浴場」に分類されるのだそうだ。たしかに、ソープは楽しみのために行く風呂であることは間違いない。しかし、スーパー銭湯に毎日行く人はいても、さすがにソープに毎日行く人はいないだろうなあ。

取材/快活60還暦記者:清水一利

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