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2018.01.11

【還暦放浪記】旅立ち編

昨年末から、不本意にも宿無しになってしまった快活60還暦記者。現在も放浪中なのですが、その旅立ちの模様が明らかになったので、ここで公開します。編集長

11月30日朝、カギを大家に返して約10年世話になった事務所を後にした。

いざとなると、ここでのいろいろな思い出(といっても、仕事の合間に呼んだデリヘルの子のことがほとんどなのだが)が頭の中に浮かんできて、ちょっぴり寂しい気持ちになった。

いつまでかは分からないが、とにかく今、私は天下晴れて、ホームレスになったのである(と、声を大きくして自慢するようなことではないが)。

前回も書いたように、仕事をするための場所をわざわざ借りなくても、私の仕事はパソコンとインターネットがつながる環境、それに携帯電話さえあればどこでも作業ができる。その点はホームレス状態の今となっては大きなメリットだ。

とすれば、昼間の仕事問題は悩む間もなくすぐに解決する。図書館かインターネットができる喫茶店、あるいは仕事をもらっている出版社や新聞社で原稿を書けばいいからである。

このうち私がちょくちょく利用しているのは図書館だ。何しろタダだし、ここにはデリヘル嬢を呼ぶことはできないので、仕事に集中できる。中でも、広尾の都立中央図書館は絶対のオススメである。

というのも、平日は午前10時から午後9時まで、土日祝は午後5時30分までやっていて、パソコンを使うことのできる専用席がたくさんある。しかも、それぞれの席には電源が設置されていて自由に使うことができるのだ。おかげで、私はいつもここで携帯の充電もさせてもらっている。

それにもちろん館内はインターネット環境が整っており、「FREE Wi-Fi & TOKYO」が自由に使える。

中央図書館周辺の港区立の図書館の中にはパソコン専用席はあるものの、充電する際は申請書に記入して許可を得なくてはならないところも多いだけに、その点、中央図書館は太っ腹だ。

また5階ではカフェテリア「有栖川食堂」が営業しているので、食事をするためにわざわざ外に出なくてもいいのもありがたい。

総合的に見てさすがに都立図書館である。環境は申し分ない。

だが、それでも私が不満に感じていることが二つだけある。

●喫煙できる場所が館内にはなく、タバコを吸うためには一度外に出て喫煙所を利用しなくてはならない。

●私は毎週ある週刊誌の風俗ページを担当しているのだが、ソープやデリヘルなどのホームページを見ようとしても、「FREE Wi-Fi & TOKYO」は閲覧にふさわしくないページとして拒否してしまう。また、競馬やボートレースなどのギャンブル関係のホームページも同様の理由で閲覧できない。

ということだ。

他の利用者からすれば、どうでもいいようなちっぽけなことかもしれないが、私にしてみればかなり重要な問題なのだ。これさえクリアになれば100点満点なのだが。

最後に、私が中央図書館でしでかした失敗談を披露しよう。

いくら必要最小限といっても毎日持ち歩かなくてはならない荷物は結構な量になる。そこで、私はハタとひらめいた。

(中央図書館には毎日必ず行くのだから、当面必要のないものは利用者のロッカーに入れておけばいいのではないか。長い間同じロッカーがふさがっていると怪しまれるので、毎朝必ず動かせばいい)

中央図書館には、利用者が荷物を預けるためのロッカーがある。100円入れると閉まり、開けると100円が戻ってくるロッカーだ。さっそくその考えを実行してみた。

すると翌日、前日預けたロッカーに行くと、しっかりロックされていて開かない。敵もさるもので、こっちの魂胆はお見通しだったのだ。ロッカーの使用はその日限りで、荷物を置いたままにしておくのは禁止だというのである。

結局、始末書を書き、開けてもらったというお粗末。これはすぐ何か別の手を考えなくてはと私は思った。

記事/快活60還暦記者:清水一利

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