街角ニュース ほぼ毎日更新!街角のニュースをお届け

2018.01.07

【還暦放浪記】無宿無頼編

筆者にとって1年で最も憂鬱で、心穏やかではいられない期間である年末年始が終わった。ふうーっ。これで少なくとも1年間はイライラしないで済む。

クリスマスに始まって大晦日から元旦の年越し、正月と、この時期にはどうしたって「家族」「家庭」を意識しなくてはならない機会が多い。そのことが家族を持たず、一家団欒とは縁がない筆者をやたらに苛立たせるのだ。

こうした思いを抱くのは何も筆者だけではないだろう。バツイチで故あって実家には帰れず1人で年末年始を過ごす人、家庭持ちの男性(女性)と不倫をしていて休日には電話やメールをしないルールになっている女性(男性)、結婚を夢見ていながら今年もチャンスに恵まれなかったアラフォー女性……。おそらく、みんな同じような思いで年末年始を過ごしていたのではないだろうか?

年越しそばや雑煮は1人で食べても味気ないものだ。少しも旨くない。

それに、テレビだって、年末年始は家族揃って過ごすもので、その間の特番は家族揃って観るということを前提にして作られているから、観ていてもちっとも楽しくない。筆者のように家族を持たない人間は何だか相手にされていない感じがして、どこか悲しささえ感じてしまうのである。

去年の年末年始も同じ思いにとらわれ、暗く過ごしてしまった筆者は、あの二の舞はゴメンと今年は現実逃避することに決めた。

暮れの26日から31日までは平和島でボートレース、年が明けて元旦から5日までは川崎で競馬とギャンブル三昧してみたのだ。

その結果は……、もう最高の年末年始でありました!

ボートレース場も競馬場も家庭や家族なんて全く関係ない、筋金入りのオヤジで盛り上がっていたからである。普通なら家でカミさんに文句をいわれながら大掃除を手伝わされたり、子供にお年玉をやったりしているはずのオヤジたちが「けっ、そんなこと、オレの知ったことか」といった顔でボートや馬を夢中になって追いかけているのだ。

ここにいれば余計なことは何も考えないで済む。精神的にもリラックスできる最高のシチュエーションだった。

舟券と馬券の収支はマイナスだったが、そんなことはどうでもいい、筆者にとっては数年ぶりの最高の年末年始でありました。

筆者と同じ思いで年末年始を暗く過ごしてしまった人、来年は筆者が味わった楽しい「現実逃避」をぜひ体験してみては?

取材/快活60還暦記者:清水一利

【関連記事】
号外!【還暦放浪記】60歳のホームレス日記