街角ニュース ほぼ毎日更新!街角のニュースをお届け

2017.11.14

【男の音楽鑑賞】今でも主流はカセットテープ!浅草「宮田レコード」が熱い

昭和から平成へと時代が移るにつれて、さまざまなことが変わった。多くの人が携帯電話を持つようになり、町中から電話ボックスをほとんど見なくなったこともその一つだろう。そして音楽の楽しみ方もレコード、カセットテープからCDへ、さらに最近ではネット配信と大きく様変わりしている。

そんな中、今でも扱っているアイテムの多くがカセットテープというレコードショップがある。戦前から浅草に店を構える「宮田レコード」だ。

浅草という場所柄もあってか50代以上のお客がほとんどで、扱っているジャンルは演歌がメイン。その年代の人たちが若い頃にアイドルだった中森明菜や小泉今日子らのCDも多少扱っているものの、売れるのは演歌、それも他の店ではあまり見られなくなったカセットテープだ。3代目の社長、宮田安雄さんがいう。

「キングやテイチク、ビクターなどのメーカーは、今でも演歌に限ってはカセットテープとCDの両方で新譜を出しているんですよ。演歌に関してはまだそれだけ需要があるということなんでしょうね。ただ、各社とも3ほど前から全曲集はCDだけにしてしまいました。その影響もあってか、以前に比べればうちで扱っている本数も減りましたよ。それでも店に置いているうちの4割くらいはカセットテープですね」

たしかにここには嵐も安室奈美恵もアイドル歌手も置いていない。店内には演歌歌手のポスターが至るところに貼られ、昭和の雰囲気がいっぱいだ。北島三郎、五木ひろし、藤あや子、天童よしみなどの大御所はもちろん、最近の新人では福田こうへいが売れているという。

「9月に出た福田の新譜は出足がかなり良かったし、今でも好調です。紅白に出たり、有線大賞とか何か賞を獲ったりすると明らかに売れ行きがよくなりますね。地方からの注文も多いですよ」

宮田社長から話を聞いていると60代の年配女性がやって来て、何やら買っていった。

「今の女性は常連さんなんですけど、日本舞踊をやっていらっしゃる方なんですよ。踊りの稽古だとちょっとだけ戻したりすることが必要なので、それにはCDよりもカセットテープがやりやすいんだそうです」

と宮田社長が教えてくれた。

その後も次々とお客さんが店に入ってくる。それを見る限りカセットテープは今もなお健在だ。

 

●台東区浅草1ー31ー7
TEL: 03-3841-0409
営業時間10時~19時 第2火曜休