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2017.10.30

第5回 意外に知らない「交通事故死者数の真実」

先日、免許証の更新に行ってまいりました。

私事ではありますが、今回の更新で過去に一時停止違反をして以来、ず~っと不名誉な「青」になっていた免許証が、晴れてゴールドに返り咲きました。

何はともあれ、無事故・無違反で更新を迎えられたことに感謝です。

ご存知の通り、免許更新時には「交通安全講習」があります。

免許証が「青」の時には、何らかの違反をした人たちと肩を並べ、後ろめたい気持ちで講習を受けておりました。

心なしか、講習室は暗く、教官も厳しく感じたものです。

ゴールドの講習は打って変わって講習室も明るく、教官も穏やかでした。気のせいかもしれませんが、私にはそう感じました。

なぜなら「青」の時には厳しい口調で、ほとんど説教に近い講話でしたが、「ゴールド」では教官がことあるごとに「皆さんは大丈夫だと思いますが」という優しい言葉を挟んでくるのです。

聞いているほうも「もちろん大丈夫ですとも」といった風で皆さん、したり顔で聞いています。

対して「青」の輩たちはというと皆、下を向いて上目遣いで自信がなさそうに聞いていたものです。

講習でさえ、青と金ではこれほどまでに対応が違うわけですから、検問などで免許を見せる時などでは天国と地獄ほどの差があるのではないでしょうか。

おそらく青の人は免許証を見せるだけでは済まされず、室内からトランク、果てはケツの穴までこと細かに調べられるに違いありません。

ゴールドに返り咲いて本当に良かったと感じる今日この頃です。

さて、今回は講習の時に優しい教官から聞いた恐ろしい話をご報告したいと思います。

それは「交通事故死亡死者数」についてです。

全日本交通安全協会によると、平成28年度の交通事故死亡者数は全国で3904人。まだそれほど車が走っていなかった昭和24年以来、67年ぶりの3千人台。交通事故死亡者数は年々、減少の傾向にあります。

それでも3千人以上の尊い命が失われているわけですから、全く喜ぶべき数字ではありませんが、問題はこの数字の根拠です。

教官によると、交通事故死亡者数とは、「事故を起こしてから24時間以内に亡くなった方の数」ということです。

つまり、24時間を1分でも過ぎて亡くなった方は「交通事故死亡者数」にカウントされていないのです。

現在は医療技術も延命技術も過去とは比べものにならないほど、進んでいます。

また、車のほうもエアバッグなどの安全装置が進歩しています。

この数字だけ見て、日本の交通事情は良くなったと安心してはいけません。

事実、事故の発生件数は同年でも年間50万件近くもあるわけです。

ますます気を引き締めた運転が必要です。

また、シニア世代にとってはさらに耳の痛いデータがあります。

前述しました通り昨年は、交通事故死者数は67ぶりの減少ですが、そのうちの高齢者の占める割合は過去最悪(54.8%)なのです。

特に多いのは、高齢者の横断中死者数。しかもそのほとんどが、横断歩道ではないところでの事故です。

「俺だけは大丈夫」などと決して思ってはいけません。50歳を超えると自分で思っている以上に足は遅くなりますし、反射神経も鈍っています。

よく、田舎のほうに行くと、運転手と目が合うと路上を渡ってくる豪傑な婆様がいらしゃいます。運転手が認知したから止まってくれるだろうということでしょうが、決して真似をしてはいけません。

アクセルとブレーキを踏み間違えるよりはるかに中高年は歩行中の事故が多いのです。

皆さん、数字に安心せずに気をつけましょう。