佐々木正洋のいまさら聞けない一般常識 ベテランアナがやさしく解説

2017.12.19

第8回 東京オリンピック・パラリンピックナンバープレート(下)

さて今回はのぞき込まれたナンバープレート、自慢話の続きです。そうです、2020東京オリンピック・パラリンピック特別仕様ナンバープレートどうやったら取り付けられるかという具体的な段取りです。

僕の場合を例にとって話しますね。

エンブレムだけで、図柄(ナンバープレートに放射線状に虹が出ているような図柄を言う)が欲しくなければ

寄付金の1,000円以上というのは必要ありません。僕の場合はその図柄がナンバープレートに欲しかったので、寄付金の最低額1,000円をプラスαしてナンバープレート交換費用を支払いました。金額は前号でも記してありますが、詳しくはコチラに書いてありますので参考にしてください。ナンバーは変更せずにナンバープレートを変更しました。

WEB上で図柄ナンバー申込サービスを検索してください。良く分かると思います。順を追ってクリックしていくと下記に添付したような申込フォームが出てきます。

この時『面倒くさいなあ』と思わずに自分の愛車がどういう雰囲気に変わるんだろうか、と楽しみながら手続きしてくださいね。カラフルなナンバープレートってニッポンでは見かけませんからね。気持ちの持ちようでずいぶん作業が楽になりますよ。

こういった書類の書き込みより実際良く分からず不安だったのは、ちゃんとナンバープレートを自分で外せるんだろうか、とか工具は何を持っていった方がいいのだろうとか、そんなことでした。僕の場合は川崎市民でしたから、ナンバープレート交換場所は正式名称:国土交通省関東運輸局神奈川運輸支局川崎自動車検査登録事務所という所まで行く必要がありました。
もう一ヶ所手続きが出来そうなところもありましたが、電話して、この、正式名称は到底覚えられなさそうな運輸支局に行くことにしました。笑っちゃいますよね、この名前。落語の“寿限無”じゃないんだから…。
当然車で行ったんですが、またこの事務所が殺風景なところにあって大通りからは見えにくいんですね。信号に“運輸支局前”だか掲げられているんだけど、その信号を曲がったものか、その先か、判然としないんですね。僕の様な方向音痴は迷ってしまいます。5,6分行ったり来たりしてようやくその信号を曲がれば良いということがわかって到着。古びた建物がいくつかありましたが、これは割とスンナリどういう順番で回ればいいかわかりました。
受付のぶっきらぼうなおじさんも意外に親切でホッとしたのを覚えています。工具(と言っても十字ドライバーだけ)もちゃんと事務所が貸し出してくれます。何も持っていかなくても大丈夫。心配な人は軍手くらいはあった方が気が休まるかも、という程度。

一番面白かったのは、これまで付いていた後部のナンバープレートを外す時にネジを封印してあるカバーをドライバーの先で破る時、でした。そんなこと自動車ドロボーでもない限りあまり経験したことがないでしょう。なんだかちょっとワルサをしているようで妙な気分。破り方のコツを通りすがりのオッチャンに教えてもらって車を傷つけずに開封できました。親切なオッチャンにお礼は言いましたが、なんでそんなことそのオッチャンが知っているかはナゾでした。

その後、いよいよ図柄入りナンバープレートをネジで絞めて取り付けて事務所の人がまた封印してくれて完成。事務所に行って全ての工程を終えるまでに30分とかかりませんでしたが、なんだか新鮮な気持ちになりました。300円だったかを払えば古いナンバープレートは記念に持ち帰ることができます、などと言われしばし迷い、カミさんに聞いたところ「要りません!」と即決。一旦は事務所の人から「今日の夕方には二つ折りにして廃棄するのでその時に言っても手遅れですが、どうしますか」と言われ思わず『持ち帰ります』と言っていただけにちょっとバツの悪い感じになりました。『この人、300円ケチった』と思われたかも…。たかだか30分の工程で色んな感情を味わった初ナンバープレート交換でした。

    佐々木 正洋
    佐々木 正洋
    1977年アナウンサーとしてテレビ朝日入社。16年間担当「夕刊キャッチアップ」の最高視聴率16%は今だ破られず。また、2002年出版の「ちょっとしたコツで誰でも『上手な話し方』が身につく」は、当時現役局アナとして近年初1万部を突破。猪木の闘魂ビンタの元祖。2012年独立。テレビ、ラジオで活躍の他、各種イベントの司会や講演を行い、「雑誌ネット」で記事批評を載せ、駒沢女子大学で講師を務める。インターネット、新聞などで世相を斬る、コラムニストでもある。北九州市観光大使