佐々木正洋のいまさら聞けない一般常識 ベテランアナがやさしく解説

2017.11.05

第2回 マイナンバー(取得方法)

さあ、今週はいよいよマイナンバーカード取得方法です。

考えようによっちゃあ、クレジットカードよりも便利かもしれない、ですね。いやいやこんな政府を喜ばすようなことを言っちゃあいけませんかね。

折しも、11月2日、総務省は12ケタのマイナンバーを使って国や自治体の個人情報のやり取りを今月13日から本格実施すると発表しました。どういうことかというとマイナンバーカードを提示すれば、住民票や課税証明書といった書類が不要になり、手続きが簡単になる、ということです。カードを持っていなくても、身分証明書を見せて12桁のマイナンバーを伝えれば、書類の提出が免除されるものもあります。

11月13日以降、児童手当や公的な奨学金、公営住宅の入居、保育園の入園申請など、853件の手続きで書類が提出不要となります。将来は年金関連も含め、書類提出が要らない手続きは  約1800件に拡大される予定です。(一部読売新聞から引用)

ですから今マイナンバーカードを取得するということは実にタイムリーなことであることは間違いないですね。

ここで大事なことはマイナンバーカードを持っていなくても自分の12ケタのマイナンバーを知っていれば身分証明書などを提示することに由り諸々の手続きができるということです。まぁ、逆に考えれば写真付きのマイナンバーカードを持ってさえいればそれだけで身分証明書の役割も果たすことになり、マイナンバーカードを提示することで煩雑な手続きは一切、不要なってくるとも言えます。

そこで今日はマイナンバーカード取得方法をお伝えしましょう。

まず、住民票の住所にすでに通知カードが送られてきていてそこに12ケタの個人番号が記載されています。つまりマイナンバーです。大学で学生に聞いてみたところ殆どの生徒さんが個人番号交付申請書が通知カードと一緒に送られてきていることさえも知りませんでした。ひょっとしたら知らず知らずのうちに捨てちゃっているのかもしれませんね。番号通知カードや交付申請書は市町村の役所に行けば再発行してくれます。(どこの役所でも構いませんが一番知っているのは市役所かもしれませんね。)面倒くさいから、そんなことしなくていいやと思っているうちに、来年からは銀行にもマイナンバーが紐づけされる予定だったり、少なくともマイナンバーを知らないとそれこそ不愉快な思いをして大変面倒な時代になっていきます。

交付申請書が手元にあれば事は簡単です。WEB上でも作業ができます。因みに僕は郵便で交付申請しました。多少の時間はかかりますが、それほど大変ではありませんでした。顔写真を交付申請書に張り付け署名、記名し押印して記入事項を確認してポストに入れるだけです。その後、ひと月もしないうちに交付通知書が届けられ、その通知書に記載されている交付場所に期限までに本人が行けばマイナンバーカードを手にすることが出来るという仕組みです。交付予約時間まで決められますからそれほど待たされることなくカードを受け取れます。諸外国でもアメリカ、カナダ、ドイツ、スウェーデン、デンマーク、中国、韓国など多くの国で取り入れているこのマイナンバー制度、日本は先進国の中で一番この制度が遅れていると言われています。全国の普及率は10%前後だそうです。いずれ何かにつけ必要になってくるマイナンバーです。今からしっかり身に着けて早過ぎるということはありません。最後に今現在、マイナンバーで取得できる証明書のいくつかを紹介しておきますね。

  • 住民票の写し ②住民票記載事項証明書 ③印鑑登録証明書 ④市民税・県民税 課税額(非課税・免除)証明書 ⑤戸籍の附票の写し ⑥戸籍全部(個人)事項証明書 ⑦ほかの地域にお住まいの方は自治体に聞いてみて頂きたいのですが、例えば川崎市に住民登録があればどこに住んでいようが全国のコンビニで住民票の写し、印鑑登録証明書などを取得できるサービスを受けられます。つまり閉庁時間外にも証明書を取得することが出来る( 12/29~1/3を除く)ということになります。

他にもマイナンバーがあれば利用すると便利なのは

  • 奨学金の申請時に貸与元に機関へ ②アルバイトやパートを始めるときにバイト先やパート先へ ③源泉徴収票の作成や雇用保険などの手続きで勤務先へ ④税の確定申告などの時に税務署へ ⑤児童手当や出産育児金などの申請時に市区町村や健康保険組合へ    ⑥福祉や介護の手続きで市区町村へ ⑦資産運用の手続きで銀行や証券会社へ と多岐にわたります。

ここまでの説明で、それでもピンとこない方は、区役所や市役所に電話で聞いてみるのも方法です。川崎だと区の場合は「区民課住民記録第一係」、市役所の場合は「市民文化局戸籍住民サービス課」となりますが、そんなややこしい部署の名前を覚えなくてもその自治体の代表にかけて、「マイナンバーについて知りたい」と言えばどこでも親切に教えてくれます。

また、ネットでしたら
「マイナンバーカード総合サイト」
https://www.kojinbango-card.go.jp/uketori/index.html

で検索すれば詳しく出ています。

    佐々木 正洋
    佐々木 正洋
    1977年アナウンサーとしてテレビ朝日入社。16年間担当「夕刊キャッチアップ」の最高視聴率16%は今だ破られず。また、2002年出版の「ちょっとしたコツで誰でも『上手な話し方』が身につく」は、当時現役局アナとして近年初1万部を突破。猪木の闘魂ビンタの元祖。2012年独立。テレビ、ラジオで活躍の他、各種イベントの司会や講演を行い、「雑誌ネット」で記事批評を載せ、駒沢女子大学で講師を務める。インターネット、新聞などで世相を斬る、コラムニストでもある。北九州市観光大使